スポーツを通じて学びと気づきのある場を増やす | SPORTS PLANET スポーツプラネット

スポーツを通じて学びと気づきのある場を増やす

こんにちは。
埼玉県川口市に総合型地域スポーツクラブを立ち上げ活動して約1年になる石井邦知です。

早いもので2012年も半分が過ぎましたね!

さて先日"ブラインドサッカー"の体験をしてきたのでそのご報告です。
※ブラインドサッカーとは主に視覚障害者の方が行い、アイマスクを着用してプレイします

場所は最近新しくできた代々木競技場のフットサルコートで行われました。

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参加者は10名ほどで、様々な業種の方が来ておりました。
(ほとんどの方が懇親会にも参加されてました)

また時間は2時間で複数のプログラムが行われましたが、どれも学びの大きなものばかりでした。

最初は準備運動でしたが、2人組になって片方の人がアイマスクをして、アイマスクをしてない方の人が準備運動の指示をするというものでした。徐々にアイマスクをした状態に慣れるのには非常に効果的だなと感じましたね。

続いては、(全員がアイマスクをした状態で)お題に沿ってグループに分かれるというもの。具体的には血液型で分かれたり、(個々が保有している)携帯のキャリアで分かれたりしましたが、頼りになるのが声しかないので、自然と声を出そうとするようになりますし、手をつないで固まるしかありません。ただし、どのお題でも最終的にはしっかりと分かれることができて逆に驚きましたね。(笑)

そしていよいよボールを使ったプログラムに。

ブラインドサッカー用のボールは中に鈴が入っていて、その鈴が鳴ることでボールの位置のおおよそを確認します。

最初はボールの位置確認の慣らしから。聴覚が研ぎ澄まされる感覚になります。

その後はパス練習、さらにドリブルからのシュート練習などもしましたが、アイマスクをした状態で正確なパスやドリブルをするのはとても難しかったですね。(ドリブルはボールが見えていないので、足よりも後ろに残ってしまう傾向がありました)

最後には全力ダッシュなんてこともやりましたが、総じて準備運動から徐々に慣らしていくという感じがとてもよいなと思いましたし、徐々に不安がなくなっていくということを参加者の誰もが感じていたようです。

また、総じて(アイマスクをしていると)声を出そうという意識が自然と高まりますし、普段よりもコミュニケーション量が多かったのが印象的です。


ブラインドサッカー協会では、"スポ育"という今回と類似のプログラムを小学校で実施しておりますが、このスポーツ系のワークショップとでも言うべく、スポーツで体を動かしながら新たな学びや気づきを得られる場というものには非常に可能性を感じています。
(他の例として、川崎フロンターレの算数ドリルや先月自身が紹介した"パンクしないボール"も近いイメージを持っています)

一般的なワークショップと比較して、スポーツ系だと気づきが大きかったり、楽しめるので親近感が湧いたり、さらに深めたくなるという利点があるように感じます。

Do Sportsをこれから細分化していくとしたら、レクリエーション目的のものもあれば、健康目的のものもあると思いますが、このような学びのある場というのも一つのカテゴリーとして定着できるくらい多様なものが生まれるよう仕掛けていければと思っています!



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