Disc2
えりあし-二人-もっと-今度までには-恋をしたのは-桜の時-向かい合わせ-
milk-4月の雨-ロージー-キラキラ-ホーム-嘆きのキス-ボーイフレンド
2枚目とは「奥深く胸を突き刺すもの」。
1枚目で挨拶は終わった、とばかりに誰もの胸の奥底に、深く深く突き刺さる楽曲が並んでいる。
このアルバムを嫌いな人は、間違いなく本物のaikoファンではないと断言できる、そんな「踏み絵」のような曲が並んでいる。
1曲目「えりあし」は、2004年に「aikoのオールナイトニッポン」で吉田美和と共演した際にも披露された、珠玉のラブバラードである。
2曲目「二人」は、横浜・みなとみらいあたりで「決してすべてはままならぬ恋」をしている筆者のような人間にとっては、ピンポイントでグサグサ突き刺さる「反則級の」ラブソングである。
3曲目「もっと」は、aikoが水上でピアノを弾いているPVでお馴染みの、男子目線の120%切なすぎるラブソングである。
4曲目「今度までには」は、当時「無重力サウンド」とこの私をして形容させた、aikoの才能爆発な隠れた大名曲で、この曲を境に私は本格的にaikoに傾倒することになった曲である。
5曲目「恋をしたのは」は、「四谷怪談」や「畜生ペンギン」とは何の関係もないが、今や新宿区四谷地区公認のご当地ソングである(嘘)。
6曲目「桜の時」は、20万枚限定&唯一aikoのシングルなのにジャケットにaikoが写っていないという、ファン泣かせの仕様でリリースされた彼女の初期の代表曲である(イントロが本当に素晴らしいんだってば!)。
7曲目「向かい合わせ」は、「ああこの人、本当にBilly Joelみたいなアメリカンポップスが好きなんだなぁ」と思わせてくれる佳曲である。
8曲目「milk」は、今や説明不要の彼女の代表曲であり、2枚目のセンターに相応しい楽曲である。メロトロンの使い方が絶品。
9曲目「4月の雨」は、同名曲がドリカムにあり、それに影響を受けて作られたと考えられるが、今ではこちらのほうが有名だと思われる。
10曲目「ロージー」は、筆者がaikoワールドに深く引き込まれるきっかけを作った楽曲である。
11曲目「キラキラ」は、彼女のぶっ飛んだ世界観が楽しめ、ライブでも大人気の楽曲である。
12曲目「ホーム」は、DISC3の「三国駅」と並ぶ、彼女にとってのご当地ソングである。
13曲目「嘆きのキス」は、ちょっとゲームっぽいタイアップが付いたことからもわかるように、そういう系の歌詞の曲である。←ぉぃ
14曲目「ボーイフレンド」は、数あるaikoの楽曲の中でももっともカントリー&ウエスタン路線が明確で、どんな時に聴いても楽しくなってしまう魔法の曲である。Banjoの音が最高。
なお、「テトラポット(正しくは「テトラポッド」)」は、消波ブロックという一般名で呼ばれるコンクリートブロックの代表的な製品名であるが、aikoファンはそんなことは誰も気にしない。←ドリカムの「SAYONARA」という曲の中にも「焼けたテトラ素足で 並んで歩いた」とあるので、もしaikoのこの歌詞での「テトラポット」の使用が問題になるのならば、ドリカムも同様に問題にされなければならない(そして、そんなことはない。)。