昨日のこと。先月、お試しでアマゾンのプライム会員になっていた私に、完全に忘れかけていた「400円」の請求がきた。
アマゾンプライムとは、基本的には400円というお手頃な月額固定の会員料金を支払うことで、送料が無料になるサービスのことである。その他にも会員であることによって受けられるサービスというのはいろいろあるようだが、現状どうせうるさいだけの映画やTVの見放題などは興味がないので、通常配送料が無料になることしか今の私にはメリットがない。
そんな「薄い」サービスであったゆえに、2か月目からは料金が発生することなど、まったく覚えていなかった私。
この辺りが、どうにも昨年末から引きずってしまっている「不調」の証である、と私自身は思っている。
こりゃあかん、と「おすすめ商品」であったこれを注文した。
2008年の「complete single collection ’97-’08」から2年、オリジナル・アルバムに限定すれば、2002年の「THE WINTER ALBUM」から実に6年。
本作でも、35歳になったTommy嬢が綴る「ダークでアンニュイだがその実、希望を捨てることは決してない」世界観は健在だ。
まさに、90年代の「夢のような音楽シーン」から一転し、資本の論理と「いらないものだらけ」(←I’m sick of this place)になってしまったゼロ年代後半以降のJ-POP界において、自らの個性を頑ななまでに守ろうとする決意を感じさせてくれる。
本作でも、京都出身の職人気質なTommyと奥田俊作氏だからこそできた、反骨骨太のエヴァーグリーンなギター・ロックサウンドと、ブリグリならではの「しぶとい」歌詞世界は健在であった。
以前から何度も書いていることだが、Tommyは典型的な「3」人間である。彼女のファッション性にそれが良く現れている。
しかし、「3」だからといって別にただ明るいわけでも、病まないわけでもない。
むしろ、軽く病んでいるような所もありながらも、その状況に決して捻くれることなく、誰を恨むでもなく、自らのアイデンティティも放棄せずに正面から立ち向かう姿こそが、「3」の真骨頂なのである。
この際だから今まで楽天で買ってたものも、できるだけアマゾンで買おうかな♪ギラギラギラギラ☆