誰だっていい時もあれば、悪い時もある。
ただ、それが傍目にもわかりやすくて自分自身にもわかりやすいタイプの人と、自分だけわかっている人と、自分には分かりにくいが傍目には見えてしまう人と、はた目にも自分自身にも分かりにくいタイプとがいる。
私が思うに、数秘「3」などは典型的な「はた目にもわかりやすくて自分自身にもわかりやすいタイプ」だと思う。
数秘「3」を持つ人の最大の特徴は「企画力、そして奇抜な発想力」であり、そして(平常時の)愛想の良さであるからだ。
「3」が不調に陥ると、本人にとっては自慢のはずの企画力と(奇抜な)発想力が影をひそめてしまう。他方で、傍目には不機嫌・無愛想になり、存在感が消えた状態になる。だから、こんなに分かりやすい人はいない。
他の数秘の方が書いたと思しき数秘の本には「『3』はその性格上、立ち直りが抜群に早い」と書かれていることが多いが、実は微細な不調のサインであっても自他ともにそれを見落としづらいため、すぐに立て直せるという側面もあったりする。
(そして、当たり前だが本当に落ち込んだ時には他の数秘同様、簡単には立て直せない。)
医療の進歩により、大病さえせずに平和な先進国に生きていれば80年から100年程度生きるのが「当たり前」とされる現代にあって、この「3」の「企画力と発想力」という能力は、「『長すぎる老後』の暇つぶし」の原動力となる。
「2」・「6」・「9」といった「奉仕的な数秘」が、直接的に老人の命を支え世話をする「介護職」に向いている一方で、「3」には「娯楽」を生み出す高い能力がある。
そしてその「娯楽」とは、何も専門的な知識や健康な肉体がなくてはできないというモノではなく、紙と鉛筆がありさえすれば原理的にはできるモノなのである。
よく数学のことを「紙と鉛筆の学問」というが、すべての娯楽(スポーツやSEXなども含む、この世に存在するありとあらゆる「ゲーム」)は、この「紙と鉛筆」レベルでの発想力が基本になっている。
「3」は「男性性」の数ともいわれる。その「男性性」とは実は「創造力」(企画力と発想力)を意味する。勘違いしている輩があまりにも多いのでこれだけは強調しておくが、経済力や体力や精力などのことではない。勿論、それもあったほうが「実際上は」有利なのは確かである。しかし、女性が喜ぶデートに本当に必要なのは「創造力」である。
つまり、原理的にいえば「紙と鉛筆さえあれば上手に遊びを創造できる」という人こそが、「モテ街道まっしぐら!」ということなのだ。勿論、その先まで進めるかどうかはほかの要素も兼ね備えている必要もあるのだが、野暮ったい恋はもうごめんだという人は、「3」の「創造力」を少しは参考にしてみてはいかがだろうか。
逆に、そんな「3」の人に本当に必要なのは「持続力」である。「3」が本気で人生に成功したければ、何事においても「あー、もう面倒くさい、飽きた!」を禁句にする必要がある。
その為にも「3」の交際相手としては、粘り強い偶数がいいだろう。特に、豊かさに関心の強い「6」「8」「22」がお勧めである。