子どもによる最大の犯罪である「いじめ」問題に対する対策を考えるには、人間というものを考察していかねばならない。

 

まず、その中でも最たる法則が「いじめっ子のような愚者は集団で固まり、優秀な子とおとなしい子は1人を好む」ということ。これ絶対。そして、中学生のいじめが一番凄惨。公立の場合、大抵中学校は小学校より数減りますからね。しかも中学校1年生といえば、第二次性徴の真っただ中で精神も不安定。どうにかならんかねぇ。

だから、ロクな進学試験もなしに小学校→中学校に内部進学させてしまうような小中一貫の私立学校も要注意(※)だってことだ。でもそんな学校の場合、試験をやるよりももっと大切なことがある。それは、弱いものに対する意地悪な素行が目立つ「癌」のような小学生に、この時点で正義の鉄槌(退学処分)を下さなければいけないということ。誰か死者を出してからじゃ遅いんだよ?でも、そんな学校に限って大抵、親の目が怖くてできない。この際だから、小中一貫は「法令違反」にしたほうがいいんじゃないの?って思う。

※:たとえ中学受験の門戸を開いていても、中学からの「受験組」(いわゆる「外部」)が全体の8割以上でなければ小中一貫校と見做して問題ない。

 

そして、度を過ぎた「いじめ」は年齢に関係なく犯罪であると徹底的に周知すること。私が大学以外の学校を作ったら、ありとあらゆるところに監視カメラを設置するね。現代のおバカな親は、自分の子供が生きるのに「スマホ」と「テレビ」と「マック」があれば大丈夫と思っている。そして、肝心の「徳育」は学校に丸投げ。教師と生徒(児童)の圧倒的な数の差を理解していない。無茶振りもいいところ。できるわけねーだろ。だから、それぐらいしなきゃなくならない。

衝動的な犯罪者は更生するかもしれないが、意地悪な奴はどうせ更生などしません。「少年法」なんてけったいすぎるわ。だから早い時点で自分の行った反社会的行動に対する責任を取らせるべきなのです。

 

そして、一番重要なのが体育。ここでサッカーや野球をやらせちゃいけません。これも鉄則です。やらせるのは8種ダッシュとか1500m走とか、とにかく運動神経に依存せず努力がモノを言う種目だけにすべき。

さらに、3-11月(東京圏基準)は男子ならランニングと短パンか(由緒正しい)海パン以外の着用は不可。そのうち、雨が降らなかった日は全部屋外の水泳でひたすら端から端まで泳がせるだけでも良い。寒い寒い言ってるやつも構わずぶち込め。12月-2月のみジャージOK。雨の日は体育館で、なんて保護的な「自動思考」も甘い。大甘です。雨の日にこそ「ご褒美」で、雨に最も弱い球技の一つである野球でもやらせておけばいい。

…って、意味わかるかな?要するに「教育」ということを考えた場合、特に体育は本当の意味での努力が反映されるモノにしなきゃダメなんだよ。球技は素質があるし、所詮は子どものご機嫌取りでしょ。下手すればいじめの温床にすらなっちゃう。そんなもんは金払ってスポーツクラブでやれ!って話なのさ。

ちなみに、こういう体育だったら文字通り「身体が育つ」し、英数国の3科目より価値は高いとすら思うよ。

 

こうやって「質実剛健」を地で行くような教育ができたとき、はじめて「いじめ」はなくなるのよ。そういえば最近、私は夢の中で過去の「いじめっ子」に遭遇しても、ちゃんと言い返しすから全くいじめられていないなぁ。それでも不愉快なことには違いないけどね。