たかが街づくりゲームで、あんまりこういうことを声高にいうのもアレなんですが
一生懸命人為的な努力をして、積み上げて、積み上げて、
一つの「理想形」を作りあげたのちに、本物の「完成形」にするために必要なモノは、
今まで積み上げてきたものの価値を否定するかのような『いらないもの』
じゃないかと思うのです。
文明社会と、それに対する自然への反動的な憧憬が一番わかりやすい例ですけど、
こういうのって「どちらかが悪で、どちらかが善」って訳ではないのですよね。どちらも適量必要。
そのバランスの取れた人が、より「豊かで幸福な生き方」をすることができます。
しかも文明社会に生きている私たちは、まずは現実問題としてこの「文明社会」で生きるスキルが必要ですよね。
いくら原始社会に憧れたところで、日本に生まれた私たちは
最低限の原資は、文明社会で得なければいけません。
もっといえば、文明社会で生き延びられない人が、
いきなり原始社会で生きろって言われたところで、無理なのは目に見えていますよね。
(勿論、その得方における「バランス」もまた大切ですけどね。
そもそも、「文明」とは頭脳の外側にある肉体や精神をも含む概念です。)
だからこそ「ピグワールド」でも、この「チューリップのお花畑」は人口を7万人まで上げないと作れないのだと思います。
このゲームの製作者は、「夢を見るにしても
最低限の文明的なインフラは、整えてからにしろよ」と、語りかけているのだと思う。
ある意味、理想的に教育的なゲームですよね。
残る拡張も、最北端の7区画(8×8単位)だけとなりました。
いつしか、人口は7万2千人を超えています。
さぁ、ここからは「いらないもの」を思う存分積み上げるよ♪ギラギラギラギラ☆