[東京ヤクルト4-5福岡ソフトバンク、3回戦、神宮]

 

見事スワローズが最高勝率に輝いた交流戦の最終戦ですが、難敵・ソフトバンク相手に有終の美は飾れませんでした。

 

このゲームのターニングポイントは、7回裏の青木の見逃し三振を巡っての「暴言」退場です。

いくらリプレー検証と「リクエスト」が可能になっても、審判のストライク・ボールの判定、そして宣告権はある意味で神聖なものです。それを否定しては、もはや野球になりませんからね。私は、そこには綾を付けないほうがいいと思うんですよ。あの場面は、ベンチ全体が熱くなってましたけど、あれはするべきではないです。まぁ、その辺はいかにもメジャー帰りの青木らしいけどね。

 

追記:いつもガッツいっぱいで判定にも食い下がるイメージのある青木選手ですが、意外にもNPB・MLB通じて今日の退場が初なのだそうです。うーむ、人は見かけによらぬ…というか、その辺が青木選手のちゃっかりしたところかもしれません。(数秘「8」だし)

 

今日の試合はスワローズ全体(ベンチも含めて)が過度に「前のめり」な感じを受けました。8回の三振ゲッツーも酷かったですしね。熱くなりすぎたんでしょうかね。

冷静に試合展開を見れば、6回の4点だって相手がミスで自滅してくれたようなモノ。試合の内容そのものは「完敗」といっていいような内容です。

私は野球に関してはど素人ですけど、勝負ごとにや「運気」に関しては一応は専門家です。この試合はそもそも札幌でのファイターズ3回戦と違って、何が何でも勝たなきゃいけない試合ではないのです。エース・ブキャナンが投げている試合とはいえ、「勝てば儲けもの」ぐらいに思うべき試合展開でした。ソフトバンクに対しては、既にカード勝ち越しを決めていましたし。

そういうことを考えると、そもそもそこまで熱くなる価値のない試合に、熱くなりすぎた気がしてなりません。そういう「余計な熱」が運気を逃がしてしまい、勝負所での近藤の僅か1球の失投につながった、というのは暴論でしょうか。

 

勝負事は熱さと冷静さの狭間のバランスが一番大切だということを改めて感じる一戦でしたね。

まぁ、当たり前だけどまだまだホークスも強いよね。あの場面で打った上林も偉い!

 

リーグ戦再開後最初の相手は、東京ドームでは滅茶苦手にしている巨人です。巨人も最近復調してきていますし、はっきり言ってここは1勝2敗でもいいです。さぁ、これからが本当の勝負どころです。頑張れスワローズ!