昨日、新宿での買い物のついでに初めて「京王ライナー」に乗ってきました。

 

 

京王ライナーは座席指定制ではなく、JRの通勤ライナーなどで採用されている「号車指定制」です。もちろん座席定員制なので、このチケットを購入すれば必ず座れますが、座席までは選べません。

2人以上で購入することも可能な仕組みになってましたので、空席があれば「連番」は取れそうです。

また、京王八王子行きの場合最初の停車駅である府中駅からは、橋本行きの場合は同じく最初の停車駅である京王永山駅からは、この座席券なく乗車できます。

言い換えれば、新宿駅からの料金はどこで降りても一律400円で、

それ以外の駅からの乗車は乗車券・定期券・PASMOのみでOKなわけです。

 

ですから、始発駅以外からの乗車の場合でも特急券が必要となる小田急のロマンスカーのような存在ではなく、

あくまでも都心部(新宿)からの快適帰宅に的を絞った列車という訳です。

同様の料金設定をしている有料快速列車としては、東武東上線のTJライナー・京急線のウィング号(ともに私は未乗車)などもあります。

そういった設定の経緯から、土休日に高尾山へ(から)の観光輸送を担うライナーなどもありません。いずれできるかもしれませんが。

 

 

ホームでの発車案内。種別自体が英語表記なのか!

 

 

折り返し京王ライナーとなる列車(上りの特急新宿行き)が到着しました。

勿論この時点ではロングシート運用なので、短い折り返し時間の間に係員の方は清掃とクロスシートへの転換を行うわけです。大変ですね。

 

 

ホーム上には、京王ライナーの乗車位置を表すこんな案内もありました。

 

 

 

車内はこんな感じです。

余りにも多いディスプレイがうるさい感じですが、同様のコンセプトのS-TRAINに乗ってたので想像の範疇でした。

座席は座り心地は悪くありませんが、リクライニングはしません。ロングシートでも運用できなきゃいけないという制約があるので、そういう椅子を作るのは無理なんでしょう。この辺りは、まだ改良の余地があるかもしれませんが。

 

 

でも、AC電源は当然ながら完備しています。

「ランプ点灯時に」とありますから、おそらく無料列車としての運行時には使えないのでしょう。

 

 

 

 

 

 

ただ、座席そのもののクオリティーに関しては京王の社運をかけて開発された車両でもあり、

首都圏随一だと言っておきますね。何より、品がありますもん。

インテリア好きの方にはお勧めしたい電車かも。

 

あと、新宿駅停車中と各駅の発車時(といっても、私は府中の次の分倍河原までしか乗っていませんがw)に音楽が流れます。

少しでも乗客にリラックスしてほしい、という京王電鉄の願いが込められているようです。

 

土曜日の夕方ということで乗客もまばらでしたが、京王線ではなかなかできなかった「ゆっくりと流れる車窓を楽しむ」という行為も可能ですので、お近くの方は一度乗ってみても損はないでしょうね。

 

この問題の答え:

タコ(オクトパス→置くとパス)