-それは、ただただ衝撃だった。-
「遅い」といえば、今や小田急の代名詞。
その小田急が、54年越しの「複々線化工事完成」という武器を引っ提げて、同社のフラッグシップともいえる「ノンストップ(新宿~小田原)箱根特急」の所要時間を59分にしてきたというのである。
「まぁ、乗らないことには信用できないわな。」
これが私に限らず、多くの沿線住民の方々の率直な印象ではないだろうか。
果たせるかな、奴は今日10:00、新宿駅を出発だ。
列車とファンとのガチンコの一戦勝負。ちなみに、車両は
これまた小田急が誇るフラッグシップモデル、50000型・VSE。
とはいえ、最近のロマンスカーはみな走行性能自体は同じだから、これは本質的な問題ではない。
私は10両編成中、6両目の一番前に乗っていた。編成のほぼ中央である。
だから、「私の車両がホームに差し掛かった時」と「私の車両がホームの一番前を通過したとき」のちょうど中点付近を、各駅の通過タイムとした。
以下、私のメモによる実績ダイヤ(数秒の誤差がある可能性あり)
新宿発 10:00:15
成城学園前通過 10:09:55 9分40秒 新宿から11.6㎞
新百合ヶ丘通過 10:17:15 17分ちょうど 21.5㎞
相模大野通過 10:24:25 24分10秒 32.3㎞
本厚木通過 10:32:45 32分30秒 45.4㎞
本厚木の時点での暫定での平均速度を出すと83.8㎞/hにもなる。速い。めちゃくちゃ速い。
秦野通過 10:43:05 42分50秒 61.7㎞
小田原到着10:58:10 57分55秒 82.5㎞
表定速度は、85.5㎞/h!
そして、小田原のホームに降り立った私の時計が示す「10時58分」の文字。
第1ラウンドは、ダイヤより1分以上早着(走行時間ベース)という小田急の完勝であった。参りました!
沿線住民、そしてファンとしても、この結果は誇らしいけどね。
![爆 笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)