日本語の授業が終わって帰宅したスポンジです。
今日、中級日本語クラスにいる学生さんの一人から、
すばらしい言葉をもらったので、紹介したいと思います。
日本語オタクなその学生は、いまのところ、頑張って日本語を勉強してるんですけど、
まだ上手だとはいえません。
今日その学生が教えてくれたのは、
いま日本語で話すMeetupグループの集まりに行っているとのこと。
最初行った時は、
2年以上日本語を勉強してるので、
それなりにしゃべれるだろうと思ったのが、
行った瞬間凍ってしまって、何もしゃべれなく、
黙ったまま、他の人たちが話すのを聞いてるしかなかったんですって。
「It was so embarrassing. (とても恥ずかしかった)」
と彼は言いました。
「でも日本語の練習ができる状況で、恥をかかないと上達しないでしょう。」
「恥ずかしいけど、構わず行ってます。せっかく日本語の練習ができるチャンスですから」
彼は恥をかくのは当たり前で、そうやって自分を鍛えていかないとダメだと思ってるんです。
3~4回行ってる今は、前よりもっと話せるようになったそうです。
それこそ、外国語勉強に必要なマインドセットだと、私は思います。
彼には私が頑張って日本語と英語を勉強していたころを思い出させてもらいました。
これは私が日本に住んでいて、日本人の集まりに行ったときです。
もう何年も前ですけど。
外国人私一人だったけど、私は勇気を出して参加しました。
そこで日本語の練習ができたらと思ったからです。
もちろん恥かきました。
わからない単語があったり、間違って理解して雰囲気が冷めてしまったり、
中にはそれで見下したりする人たちもいました。
でも耐えて耐えて、ひたすら頑張って聞いて、話して、聞いて、話して。
「自分のためになる」と言い聞かせて、くじけずそういうふうにやっていました。
そしたら、何年か経って日本語が上達して、今は日本語の先生に。
恥をかき続けてその努力が実ってます。ありがたい。
その経験を活かして、
いまは自分の日本語クラスで、
学生たちにとってロールモデルになれるよう、がんばってます。
外国語の勉強、けっして簡単なコツはないですけど、
覚悟して恥をかきに行きませんか。
その瞬間は一瞬、それが重なって実るときが来ます。
次回のブログでは、同じコツで英語の勉強を頑張ったのを、
写真付きで話したいと思います。