| 海洋天堂 (2010) 【監督】シュエ・シャオルー 【出演】ジェット・リー / ウェン・ジャン / グイ・ルンメイ / ドン・ヨン / ジュー・ユアンユアン / カオ・ユアンユアン |
父親 シンチョンをジェット・リー。
ジェット・リーの作品は正直なところ見たことがないのだが、
ネットや写真で見る、普段の彼は男前のアクションスターで・・・。
でもこの作品では、どこにでもいる、おじさん 優しいお父さんだった。
彼は、スマトラ沖地震にバカンス中に被災して以来、基金を設立したり
チャリティーに積極的に関わってきたそうだ。
この作品の脚本を読んだ彼は、感銘を受けて、ノーギャラでの出演を申し出たとか。
監督、脚本は、「北京バイオリン」のシュエ・シャオルー。
彼女は14年間、自閉症のボランティアを本格的に取り組んでいるらしい。
もちろん、本業は監督サンなのだが、
学生時代から継続してボランティアに取り組んでいるとは、頭が下がる思い。
その彼女だからこそ、自閉症の特性、親の思い、などがすごく丁寧でリアルに描かれていた。
ジェット・リーは本当に優しい温かいお父さんだったし、
息子ターフー役のウェン・ジャンの表情、行動は、自閉症そのものだった。
水族館で泳ぐ彼、ピエロの女の子との切ない関わりは、素敵なファンタジー。
ただ、突っ込みどころとしては
死ぬ直前になって、バスの乗り方、買い物の仕方、衣服の着脱を教えるって
今まで呑気すぎないか?オイ!
とは思いました。
もし、日本だったら彼はとっくに特例子会社とか援助つきで就労してるだろう。
それと、中国では一人子政策の影響もあり、親亡き後の障害者(児)の行く末というのは大きな問題だろうし、映画をる限りでは、学卒→就労のレールや施設も整ってない印象を受けた。
ファンタジーでもあり、現実を突きつける映画でもありすばらしいものを見せてもらった。
ウミガメが大好きになりました(笑)






