おじいちゃん、おにいちゃんと三人で夕飯を食べている。

お味噌汁をこぼしちゃった。

おじいちゃんに見つかると怒られる。

手で覆ってみた。

でも、見つかった。

頭をぼこっ。

となりに新しい家を作っている。

今は赤茶色の鉄骨の骨組みだけ。

古い家の2階の窓からおじいちゃんが鉄骨に渡って、

その上を歩いている。

「おじいちゃん、あぶないよーっ!」


お手伝いのおばちゃんが物干し台にいたので、そこに向かった。


途中、2階の外廊下と壁の隙間を覗きこんで下を見た。ここから落ちたら怖いなと思った。

物干し台に行こうと歩き出したら、目の前が真っ白になった。

胸に強い衝撃が来て地面で泣いた。

とっさいに1階の自分のベッドに走り込んで泣いた。

目が覚めたらリビングのソファの上で寝ていた。

顎に冷たいタオルが置かれていた。おじいちゃんが大丈夫かと声を掛けてきた。

どうやら、2階の外廊下から下に落っこちたらしい。

顎に無数の擦り傷ができていた。