亡き母から、終戦を告げる「玉音放送」のことを何度か聞いたとがあります

 

当時11歳の母は

 

よく理解できなかったけど、とにかくこれで戦争が終わって嬉しかった

 

そうです。

 

 

終戦時15歳だった亡き父は、冗談交じりに

 

もし赤紙が来たら裏山に逃げようと思っていた」 と語っていた

 

 

今日の一冊はちょっと新鮮でした。

 

意外なことだが、知らないうちに始まっていた太平洋戦争に、多くの国民、知識人は感動した。
戦争を体験したことのない世代が、ほとんどとなりつつある現在、日本が体験した直近の戦争を振り返り、
「あの日、日本人は戦争をどう感じ、何を考えたのか?」を追体験するという意図のもとに、本書は編まれた。
太平洋戦争の勃発に、短編小説『十二月八日』で応えた太宰治は、こう書いている。
「きょうの日記は特別に、ていねいに書いて置きましょう。昭和十六年の十二月八日には日本のまずしい家庭の主婦は、どんな一日を送ったか、ちょっと書いて置きましょう」
太宰治が書き、伝えようとした言葉を、77年後の私たちは、どう受けとるのだろうか。 

 

吉本隆明などの高名な知識人たちの多くが、

清々しく、高揚感を感じながら開戦の知らせを聞いている

一般国民の喜びはどれほどだったのだろう。

 

戦争の怖さを知る