長女が現在、修学旅行中

 

奈良・京都・東京を巡る5日間の旅京都

 

時々、LINEを送ってくれますが食事がとっても美味しそうおねがい

 

宿泊も旅館での雑魚寝じゃなくてホテルです

 

昭和と違うなぁ・・・

 

 

さて、今日の一冊は・・・

 

第159回芥川賞受賞作
春休み、東京から山間の町に引っ越した中学3年生の少年・歩。
新しい中学校は、クラスの人数も少なく、来年には統合されてしまうのだ。
クラスの中心にいる晃は、花札を使って物事を決め、いつも負けてみんなのコーラを買ってくるのは稔の役割だ。転校を繰り返した歩は、この土地でも、場所に馴染み、学級に溶け込み、小さな集団に属することができた、と信じていた。
夏休み、歩は家族でねぶた祭りを見に行った。晃からは、河へ火を流す地元の習わしにも誘われる。
「河へ火を流す、急流の中を、集落の若衆が三艘の葦船を引いていく。葦船の帆柱には、火が灯されている」
しかし、晃との約束の場所にいたのは、数人のクラスメートと、見知らぬ作業着の男だった。やがて始まる、上級生からの伝統といういじめの遊戯。
歩にはもう、目の前の光景が暴力にも見えない。黄色い眩暈の中で、ただよく分からない人間たちが蠢き、よく分からない遊戯に熱狂し、辺りが血液で汚れていく。
豊かな自然の中で、すくすくと成長していくはずだった
少年たちは、暴力の果てに何を見たのか――
「圧倒的な文章力がある」「完成度の高い作品」と高く評価された中篇小説。

 

芥川賞受賞作って、読んでいて作家と戦っているような気持になります。

「この感性についてこれるか?」「この作品が理解できるか?」

みたいに試されている感じ  (笑)

 

直木賞は純粋に読み手を楽しませてくれるように感じます。

(私の勝手な言い分ですのでご容赦ください)

 

で、この作品。

刃物の上を裸足で歩かされているような

落ち着かないような怖さがあります。

 

確かに芥川賞ですね。

読後感はあまりよくない・・・正直に言えば。