40歳目前、文芸誌の副編集長をしている“わたし”。ひたむきに仕事をしてきたが、生来の負けず嫌いと不器用さゆえか、心を擦り減らすことも多い。一緒に住んでいた男とは、3年前に別れた。そんな人生の不調が重なったときに、わたしの心を開いてくれるもの―山歩きと出逢った。四季折々の山の美しさ、怖ろしさ。様々な人との一期一会。いくつもの偶然の巡り合いを経て、心は次第にほどけていく。だが少しずつ、けれど確実に自分を取り巻く環境が変化していくなかで、わたしは思いもよらない報せを耳にして…。生きづらい世の中を生きる全ての人に贈る“働く山女子”小説!


これは絶対にお薦め!
「山岳小説好き」の私ですが、これまで山岳小説とは全く異次元の一冊。
仕事、ビール、温泉、恋愛、登山・・・特別の世界ではない、日々の営みの中で
山女子が山に惹かれていくストーリーが秀逸です。
☆☆☆+

あー、こんな一冊に出会えるから読書ってやめられない。

7月に入ってから読了した3冊全てが☆☆☆!
しかも、今日から読み始めたのはムラカミハルキ先生の短編集。
これまたグー!