大変な状況に直面されている方々に、お見舞い申し上げます
さて、今日の一冊です
ネットカフェ難民なんて他人事だと思ってた
会社の倒産をきっかけに、何をやっても裏目裏目に。気がつけば負け組のワーキングプアになっていた青年を主人公に、現代の幸福を探す、直木賞作家の長編小説!
最初の会社を勢いで辞め、二番目の会社が突然倒産し、派遣先をたて続けにしくじったときでも、住む場所さえなくすことになるなんて、思ってもみなかった。ネットカフェで夜を過ごすいま、日雇いの賃金では、敷金・礼金の三十万円が、どうしても貯められない。失敗を許さない現代社会でいったん失った「明日」をもう一度取り返すまでの物語
主人公がどこにでもいる浅薄な若者でリアリティがあります。(自分もそうかな、若者ではないけど)
新聞配達の職場など見事に描写されていて、さすがです。
☆☆☆+です
未曾有の大惨事を前にして、異常な心持ちで読書力も散漫です。
