私の街に、時々登る高さ800メートル弱の山
があります。 
その山がこの1年で随分はげてしまいました。
頂上近くまで重機が入ってきて、ガンガン
木を切り倒し、そのあとの斜面は土砂が丸出し状態。
なぜこんなことしているんだろう?と思っていたのですが、理由が分かりました。
NHKテレビによると、北海道産のカラマツが高騰していて、山林所有者の売り時だそうです。
「値段が高くなったら木を切って売る」・・・ここまでは今までと何も変わらないそうですが、問題はここからです。
「伐採後の植林をしなくなっている」そうです。
その理由は・・・後継者もいないし、植林コストが高くそこまでできない、などなど。
知らなかったけど法律上、植林をしなくても良いのだそうです。
(良く今まで日本の山は守られてきたもんだなぁ)
今までは森林組合という団体が機能していて、将来を考えて森を守ってきたそうですが、民間伐採業者が安く
木を切ってくれるので、切りっぱなし状態の山がどんどん増えてきているそうです。
行政サイドも色々と考え始めているそうですので、何とかして良い仕組みを作って欲しいもんです。
我が家の窓からよく見えるこの山がツルッパゲになってしまう前に。