こんにちは、豊田です。
2006年9月に、自分のブログに書いた内容を、
転載します。
タイトルは「廊下のカイダン」でした。
授業参観や保護者会などで子供が通う小学校に行くと、
以前から、
なんとなくイヤだなー、
と思う箇所が1箇所ありました。
1階の廊下の給食室近くの数m部分で、
角を曲がると、またすぐ曲がり角になっているところです。
早く通り過ぎてしまわないと、
永遠に抜け出ることができない。。。
そんな錯覚を抱かせられる場所でした。
何年も学校へ行っていたのに、
昼間でも1人で歩くのはちょっと怖くて、
できるだけ通らないようにしていた場所でした。
そこがやや暗くなっているせい?
そう思っていたのですが・・・
今日、電車で新聞を読んでいて、
思わず声をあげそうになりました。
背筋が凍りました。
テレビでちょうど騒がれていますが、
20数年前の女性教師の殺人事件。
それを犯人の元警備員(学校の)が語ったという記事でした。
実は・・・この事件、子供の小学校でのことだったのですが、
告白によると、
殺害が行われた現場は、
どうやら、
“そこ”
だったようなのです。
あのイヤな感じの原因はそのせいだったのか、
そう思うと、
むしろ納得がいきました。
何も落ち度がないのに、突然絶たれた命。
女性が抱いた、無念さや恐怖、驚きの念が残っていて
シンクロしていたのでしょうか。。。
(以上、ブログより)
数日前、テレビのニュースで、
二審ですばらしい大岡裁きがあったことを知り、
個人的にはとてもうれしく思いました。
「事件発覚まで被害者の殺害を知ることができなかった遺族の請求に、
民法上の時効を適用するのは著しく正義・公平の理念に反する」
として、殺害行為に対する賠償責任を認めなかった1審判決を変更し、
約4255万円の支払いを命じたのです。
遅延損害金も課され、実際の支払い額は1億円を超えるそうです。
時効で制裁を受けないのは市民感情として許せなかったので、
この判決に胸がすく思いでした。
本当に画期的な判決だと思います。
*石川先生の
ご冥福を心よりお祈りいたします。