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内田樹著『日本辺境論』を読んで その1

自我を超えて,他者とつながりあう世界、全てとつながる領域を持つことは、私なりに考えた、この本でも述べられている周縁の哲学だと思っています。その骨格に内田さんが肉付けする手助けをしていただいた感があります。


河合隼雄さんの中空の思想ともつながりあいますので、詳細に周縁の哲学を検討する必要性を感じました。


また、私の中では、中心がある思想(1980年代までの思想)は、強い思想(一つの体系だけで説明し尽くそうとする、強引で強行な思想のこと)と対比する形で、周縁の哲学を弱い思想(イタリアの思想家ジョルジュ・アガンベンが有名)に位置づけたく思います。


強いインパクトはありませんが、威張らず、謙虚に、細くても異なるものとつながりあえる思想だと私は勝手に理解しています。


社会的弱者にも優しく門戸が開かれ、区別して一人一人を孤独に追いやる今までの考えを改め、個人個人を尊重しながら、協力・協働し合える社会を築いていくには、やはり、周縁の哲学や弱い思想の概念がその一助になるとこの本を読んで再度確信しました。

未来は選べる。

cherry-miraiさん、mayura-627さん、harutsuki-ryuさん読者になっていただいて、とても感謝しています。

ありがとうございます。皆様の末永い幸せを祈って。


2月5日の講演会の講演会に参加したかったけどできなかった人からの要望により、サマリーを載せます。


○2010年覚えておくべき大切なこと


1.運はコントロールできることを知る。

2.今ある豊かさに感謝し、人生を信頼する。

3.人を喜ばせ、応援される人になる。

4.チャンスを受け取る準備をしておく。

5.才能を活かして、やりたいことに挑戦する。


○自分の才能を見つけるための5つの質問


1.人から褒められることは?

2.夢中になれることは?

3.子どものころ怒られていたことは?

4.あなたがもっとも輝いていた瞬間は?

5.やるのが怖いけど、やってみたいことは?


○幸せな億万長者が心がけている5つの習慣


1.ワクワクすることを追いかける。

2.今ある豊かさを思い出して感謝する。

3.やりたい気持ちに“YES”という。

4.人を心から応援する。

5.人生が良くなることを信頼する。


以上が本田健さんの部分で、今度まとめたら、竹田和平さんの分を載せます。


ありがとうございます。

能楽の世界観

erigelさん, kirakirarin33さん, nijinowamidoriさん,sorayu700さん,kirakirahappy-tiaraさん, s-higashidaさん,

kako-k-kさん, blossom-coachさん,album-ktさん,hmo-0329さん,moonlightangelrunaさん

読者になっていただけてうれしいです。ありがとうございます。


なるべくわかりやすく書くようにしたいと思います。理解してくれたらうれしいです。


1.他界観 2. 現実との重なり 3.現実の幸せ・ありがたさ

 能のシテ(主役)は前半までは生きていて、必ず後半では幽霊の形(女性が多い)で出てきます。


そうすることで、今、自分が生きている世界から、舞台の現実の世界へ、そして、死の世界である他界に、見ている人たちを引き連れていきます。


生と死の世界を実感してもらうことにより、生から見た死の世界、死から見た生の世界をリアルに感じてもらい、生のありがたさ、他者のありがたさ、ただそこにいてくれる存在のありがたさを強烈ではないにしろ、徐々にじわじわと感じてもらう。


そのための文化的装置の役割を能楽は持っています。


生と死を重ねてみることにより、より鮮やかに、生を実感してもらう。


都会では「死」を追いやってしまっているといわれる昨今ですが、


できれば能楽堂に足をはこんでいただいて、日常が日常であることに感謝していただく契機にしていただければ、これ以上ない幸せです。


ありがとうございます。