prologueまた曖昧な夜が明ける光の届かない世界に映る二重性を帯びた記憶の残像は瞬く間に失われていく無機質なパルスの波が部屋を埋め尽くす小部屋に閉じ込められた精神の居場所と動きは確定されず再び闇が落ちてくる…
雨上がりの憂鬱バイトが終わって外に出る今日は夜雨っぽいからと持ってきた傘を手にして少し不気味な空を見上げるどうやらまだ雨は降っていないようだもはやただの布と金属の塊となったそれを鞄にしまい自転車に飛び乗るふと足元を見ると地面が湿っているそうか、もう雨は止んでしまったんだ…交差点で信号待ちをする隣のスポーツカーが信号が変わると同時にうなりをあげながら加速しそして離れていく一度は視界から消えたその金属の塊に次の信号でまた僕は追いつくなんでだろうもう雨は止んでいるのに…なんでだろう車にだって追いついているのに…今日は疲れたでも明日があるから今日がんばれる明後日があるから明日がんばれる!