また曖昧な夜が明ける


光の届かない世界に映る

二重性を帯びた記憶の残像は


瞬く間に失われていく


無機質なパルスの波が


部屋を埋め尽くす


小部屋に閉じ込められた精神の

居場所と動きは確定されず

再び闇が落ちてくる…
やっぱり疲れてるとダメだよね

あーあ…

今日はもう寝よう

バイトが終わって外に出る

今日は夜雨っぽいからと持ってきた傘を手にして


少し不気味な空を見上げる


どうやらまだ雨は降っていないようだ


もはやただの布と金属の塊となったそれを鞄にしまい

自転車に飛び乗る


ふと足元を見ると


地面が湿っている


そうか、もう雨は止んでしまったんだ…






交差点で信号待ちをする


隣のスポーツカーが


信号が変わると同時に


うなりをあげながら加速し

そして離れていく


一度は視界から消えた


その金属の塊に


次の信号でまた僕は追いつく





なんでだろう


もう雨は止んでいるのに…

なんでだろう


車にだって追いついているのに…




今日は疲れた


でも明日があるから今日がんばれる

明後日があるから明日がんばれる!