だからこそ。
少しずつ、
少しずつ。
日常に戻ろうとしている今。
でもそれは、外側に居る人間だけだという事を忘れてはいけない。
まだまだこの震災の真ん中にいて、助けを待ってる人、誰かを何かを失って辛い思いをしてる人、助けようと身を粉にしてる人、寒さや飢えに必死に耐えている人…
色んな状況の人が、ド真ん中で、頑張ってる。
必死で。
わたしは何も失わず、何も変わらない景色の中を生きている。
そんな人達は、この毎日の中で、普通に過ごせるからこそ出来る事をやっていかなければいけないんじゃないかな。
落ち込むのではなく、
哀れむのではなく、
今居る場所で、わたしができる一番の事。
今わたしができてるなんて、決して言えないけど。
何もなかったわたし。
テレビを見て、ショックで数日何とも言えない時間を過ごした。
けれど、家があり、食べ物があり、暖かい布団で寝れた。こぼれた涙を拭くだけで終われるのだから、結局は外側で傍観しているのだから。
ただショックを受けているだけで何もしないのは、偽善者よりよっぽどたちが悪い。
偽善だろうが何だろうが、何かをしたら救われる人がひとりでもいるのなら、意味がある。
毎日をしっかりと生きていく事もそう。
わたしも定期的に募金が出来るように、これからもしていきたい。
そして、
大切な人に大切だと、もっと伝えれるようにしたい。
ひとりで生きてる人なんていないから。
誰かと関わって生きてるから。
だから生きてこれたから。
だから今があるから。
悲しみと喜びは必ず平行してやってくる。
今回の震災は悲しみなんて言葉一言でくくれるものではないけれど…
何度も何度も転んだって、何度も何度も立ち上がれる。
立ち上がろうと思えば必ず。
何を恨めばいいのか分からない、震災。
だからこそ…
神様に祈る前にわたしはわたしの出来る事を。
思いを形に変えて。
今、悲しみを語るのではなく希望や夢を語る勇気を。
明日には笑える人がひとりでも増えていますように。(あ、願ってる…笑)
今を生きてる人がこれからの未来を作っていくのだから、いつかきっと、力強く過去として語れる日が来るように。
失われた尊い命や、歴史…
取り戻す事は出来ないけれど、作り出していけるから。
そんな未来を。
わたしは今いるこの場所で、出来る事を。
毎日を。
生きていく。
生きて。
あまりの現実に、目を疑うばかり。
現実に起こっているという事実にただただ驚愕させられる。
節電
携帯の最低限の使用
募金
この3つは被災地にいらっしゃる方々以外で、何か1つはみんなできる事。
…何かしたい。
しなければいけない。
今、ひとつになって
帰り道。
ついさっきの出来事。
職場を出て、てくてく歩いてたらシラナイ人にちょっと話掛けられて。
一言くらい返して、その人もわたしの前あたりにふわ~っと歩いて行ったから、酔ってんだろうなぁって何もその時は思わなかった。しばらく普通に歩いてて、その人も斜めちょっと前あたりを歩いてて、どれくらいしてからかな。何か変…
あの人わたしの歩調に合わせて、わたしを確認しながら歩いてる…?
って思いだした。
でも自分の勝手な勘違いかもしれない。
その人を目で確認しながら歩く。仕事終わりで、いつもならほっとしながら歩く帰り道。今日は…
その道は一直線の長いアーケードで、間隔を空けて横道がなんこもある(説明下手)。その横道からタクシーが何台か出てきた。通る時は、信号がある訳ではないので通行人と運転手とのお互いの譲り合いみたいな感じになる。
タクシーの前を通ろうとすると、
「あぶない、あぶないっ」
その人だけが、過剰に反応。無視をして歩いた。
何かやっぱり…
少しその人が斜め後ろを歩く感じになった。
怖さと疑いと、段々大きくなってくる。
遅く歩いてみた。
ゆっくりとわたしとその人の順番が逆になる。また斜め前になった。
その道には今の季節の置物?みたいのが一定の距離を空けながらいくつか置いてある。その人とわたしはその置物を横に挟む感じで、横に長く、縦に短いそんな距離間で歩いていた。
その置物は人ひとりなんて軽く隠れるようなもので。
そしてその置物前くらいでわたしは足を止めた。
その人がその置物を通りすぎ、歩いてる姿が見えたら自分も歩き出そうと、確かめようと。
その人の姿が、その置物に重なった時、ほんの少し後ろあたりでわたしは足を止めていた。その人が通りすぎるのを待った。
…姿が見えない。
普通のスピードなら、2~3秒あれば通りすぎるはずなのに姿が見えてこない。
何秒たっただろう。
もしかしたら通りすぎた?気にしすぎたのか?
という思いも出てきて、わたしはゆっくりその置物を通りすぎようと目線はじっと置物にうつしたまま、本当にゆっくりゆっくり歩き出した。
…いた。
じっと置物の前の部分に体をはりつけ、何かを立ったまま覗きこんでいるような格好でわたしが歩いてくる方向を見ていた。
…つけてる。
完璧につけてる。
確信に変わった。
そこからはもう怖さしかない。タクシーで帰る事を決め、とにかく前を見て早足で歩いた。道を挟んでタクシーが止まっている。
まだ人目がある。その人がどれだけ近付いてこようと、大丈夫だ。その人は人目がつくところではきっと行動を起こさない。
わたしは受け答えをしたから、その時きっと目を付けられたんだ。
とにかく早くタクシーに。
でもそんな時に限って、信号は赤。待ってる間にその人がどんどん近付いてくるのが分かる。
携帯で話している。
すぐ後ろともいえる距離でその人がいる。
青に変わった。
走って一番近い場所にいたタクシーのドアを叩く。
「一番前のタクシーにお願いします。」
すぐに前に走る。
ドアを叩く。
すると、そのタクシーは信号待ちしていて、信号を挟んで、ちょっと前にズラーッとタクシーが縦に列を作っている。
その列の一番前に行かなければいけないらしい。
整備をしている?人に言われる。
もうっ…
でもとにかく離れないと。
走り出す前に、わたしは後ろを振り返った。
その人も信号を渡り、歩いてきている。少し離れてはいるが、後ろにいる。
行かなきゃ。
とにかく行かなきゃ。
勘違いだろうが何だろうが、恐い、怖い。
走って一番前のタクシーに乗った。
走り出すまで怖くてたまらなかった。走り出した後、後ろを振り向いた。
もう姿は見えなかった。
しばらくずっとずっと後ろを見ていた。
怖かった。怖かった。
助かった…?
全てはもう分からない。
その人にしか分からない。
けれど空気を読むという言葉がある通り、嬉しい時、悲しい時、怒っている時、全ての場において空気は変わる。
その人から出るオーラや雰囲気、精神状態…
空気はその場にいる人によって作られるのだ。
その人も…
出していたのだ。わたしが感じた空気を。
恐怖を。
ほんの数分だったけど、長かった…
このわたしの判断が正しいかどうかは分からない、ただの失礼な思いかもしれないけど…
でも自分の身は自分で。
疑う事は、良くも悪くもある。
なるべくなら疑いたくはないけど…
必要な感覚ではあるんだと、悲しいけどいい人ばかりな世の中では決してないんだから。
無差別に人を傷付ける人が確実に存在するんだから…
意識をきちんとしながら、注意をしながら。
区別をしながら…。
注意をしてても、何かにいきなり巻き込まれてしまう可能性が多くなっている今だからこそ…
最低限の注意は確実に、していこう。
わたしが元気で健康である事で安心してくれる人達がいる。
その人達のためにも、
自分の身は自分で。
ちゃぁんと前を見て、
前だけじゃなく、回りを確認しながらねっ
ふぅ~
思ったまま一気に書いたから確実ムチャクチャな文章だろうな 笑
リアリティってことで 笑
ふぅ。
おうちがある幸せ… 笑
あったまろ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆