ひとつまた弱る陽射し

思い出は優しい

たとえ今は苦しくとも

 

あなたを愛していた

だから許せなかった

空への光のアーチ追いかけ

青の草いきれ思い切り自由に駆け抜けたい

 

愛している今も

憎しみに生きたのは水面の乱反射

空は広く海は青い

この空の下あなたが生きていれば

 

何故自由は愛を遠ざけるのだろう

それはきっとわがままな愛憎の悪戯

 

果てしない青

だから弱くていいじゃない

ひとは欲張りだから掌から宝物を落としてしまう

だから急がなくていい

 

今は傷つけ合うだけだから

さよならを言う

でもあなたがいい、だから思い出でいい

 

今乾いた風を感じながらひとりで生きてゆくことに決めた