風の5月に眠りに就いた

緑を旅する詩人のように希望を抱いて

 

楽しかった

君との時間

あのとき時間は暗黒のブラックホールに堕ちた

凍り付いた僕の体

 

魂の復活

巡る季節

また愛を紡ごう

 

あえて冬は語らない

戦慄く命は高貴な心へと昇華した

 

凡庸な心を持て余していた

飾りなき憧れは愛と言う幻に変わった

 

41通の希望をしたため詩人は

次の手紙で絶望を刻んだ

 

愛の背中が小さくなる

君は逃げ水に溶けて

僕は淡い雪が溶けるが如く

行き場なく君の掌に消えた

 

生きる事は絶望ではなく

希望にすがること

それが貴女の答えだったのだろう