十三夜の夢

恋を重ねたことはないけど

貴方のことなら知ってる

 

夏の陽射し

きらきら浜辺の美しい波

私たちに押し寄せまた引いて行く

それは呼吸のリズムに似て

私を貴方へと連れ去るの

 

吐息は裸の心

どうか照れないで

貴方は読めるかしら

くちづけの距離

さり気なく奪って欲しい

 

云う事を聞かない胸はもう

心ごと貴方に抱かれているの

 

はやく捕まえて

波が足元に届いた時がチャンス

せーので瞳閉じて

 

15はまだ未熟だけど

愛し方なら分かるの

もう子供じゃない

潮風が幼さを連れ去って貴方を連れてきたの