なんという気持ちだろうか

貴女の唇から零れた真夏の美波

情熱を体一杯に感じ

僕は大人になった

 

永遠を望んでいたのは遠い昔

今はこの時さえあればよい

 

貴女と情熱を交わしたこの季節

僕は忘れないだろう

愛は砂の滴

逃げるから美しく掴めないから今を願う

 

太陽がくれた一瞬のときめき

蜃気楼のように消えたけど

ありがとう

僕は貴女の笑顔とともに生きて行くだろう

 

今は貴女の季節を過ぎたけれど

熱い波が行方を知らぬ風のようにまとわりつく

 

出会いを幾つ越えても越えられない愛があること

振り返らず前を向いて

僕は貴女と共に生きて行くのだろう

 

帰りたくなった時は優しく僕を諫めて

どうか貴女は真夏の女のままでいて欲しい