往きかうひとたち

銀河旅行の途中

泳ぎ疲れたの この星(たび)に

 

幾億の出逢いわかれ

あなたはどんな旅をしてきたの?

 

音が描く既視の世界

今あなたの唇がそう動いた

抑圧した心の淵に痛みが溢れたみたい

 

何も云わないで

生まれる前の思い出を辿るわ

あなたなの?

 

微かな予感に心は満ち足りて

あなたの姿追うの

 

嗚呼なんという安らぎ

幾千の人が往きかう街

やさしい風に心揺れるように

あなたの声に耳をすますの

 

偶然なの?

心が過去今未来ループするの

この命あなたの声でもっともっと語って欲しい

 

あなたとならば銀河の果てまで

果て無い愛の物語紡いでゆける