12月にboketinn様に依頼があった原理基板オーナー自損修理を確認して欲しいとの依頼から（私が仲介している）我が家で確認会とboketinn 様が改造したDEQXを聞こうと言うオフ会になりました。

原理基板は破損内容を確認して交換箇所と部品を点検し鳴らしっぱなしで異音が発生しないかを確認し問題一切有りませんでした。原因は乱暴な取り扱いによる破損でこの箇所は二度目です。因みに私も同じ基板を使ってますが何年も破損などは有りません。この基板は多機能基板で色々変更出来るのですがロータリースイッチにして前回納品したら全く違う内容になり音が出ないから返品して欲しいと言われたまたま買い取ってくれる人がいましたから損害は有りませんでした。（実は私は損をしました。数万円です。）今回のDACはディップスイッチに変更し弄れないようにしてあったのですが明らかに変更されてます。これも音が出なかった原因の一つでしょう。

一時期私も懲りて市販のマイクロメガなどを勧めましたがあまりに懇願されboketinn様にお願いした私が悪いのです。これからはA＆Pさんの様な何でも修理を受けてくれる所ならどんな理由であっても実費をもらうだけなのでお互いに嫌な思いはしません。あそこは5万プラス作業時間+部品代だったと思います。それかテクニカルブレーン。10万+部品代と作業工程（時間）かな？回路図が無いものは高めだったと記憶します。

話は表題に戻りますがboketinn様もDEQXを持っており昔は使ってましたが生粋の自作マニアである彼は今はDSPも自作しております。

彼のDEQXに私のデータを転送し試聴しました。改造ポイントは内部配線や電源周りと多岐に渡ります。DEQXは前から感じていたのですが大量の音楽情報を瞬間電力不足から裁き切れずシステムが立派になるほどその傾向が強いと感じてました。皆様もご存知の通りハイレゾ帯域はかなり電流を喰います。DEQXは内部DSPは常に96k動作ですから瞬間電流はかなりあると思われます。

試聴してboketinn様と二人でかなりの違いに正直唖然です。一枚ベールが剥がれた爽快な音です。私も逆にこのベール感が気になってたので色々策を弄してきたのですがそれらが不要になりました。結局boketinn様のご厚意で私のDEQXと改造代プラスで交換して頂く事になり非常に嬉しい結果になりました。boketinn様有難う御座います。因みに新しいDEQXは電源周りが強化されてますから購入を検討している方はご心配無いようです。

DEQX改造バージョン