出会い

何からはなそうかなぁ。
先輩と知り合ったのは当時付き合ってたと
思ってたA君とうまくいかなくなってた時期。

居酒屋で飲み歩いては鬱憤晴らししてた時に
隣にいた意気投合したお兄さんが彼。

数日後、同じお店でまた会って
気がついたらA君の相談をしてた。
私のつまらない話を真剣に聞いてくれて
八つ当たりめいた事を言っても責める事なく
絶対に否定的な事をいわない人だった。

3回目、先輩いるかなって期待して居酒屋に
行ったらいた!
しかも、先輩も私がいるかなって来たという。
気になってたと、心配だったと…。
前回酷い事言ったのに、

素直な気持ちをぶつけてくれて嬉しかった。
僕の事、信頼してくれてるからでしょ?

ってまさかの言葉。
それからバカ話から相談まで、楽しくてあっというまに時間は過ぎていくのを感じた。
連絡先は交換はしなかった。
お互いがこの距離感が丁度いいと思って
たんだと思う。

4回目、もう先輩に会えるのを期待していつもの
居酒屋に。
いた、しかも今回は他の常連のおじちゃんやおばちゃんと仲良く話してる。
席に呼ばれて楽しく飲んでいたら、A君が来た。
この居酒屋はA君に教えてもらったんだった。
そして、A君の隣には顔見知りの女の子。

私の友人と付き合ってた。

動揺が隠せず泣きそうになる私とA君の間に
なるように座って、見えなくしてくれた。
それでも、我慢出来ずに泣いてしまったら
気がついたら手を引かれて外に出ていた。

経緯はあまり覚えてないけど
泣きじゃくる私を落ちつかせて
ゆっくり話そうと
近くのホテルに入ってた。
ずっと抱きしめてもらって、
頭撫でてもらって、
私から
キスしてくださいって
言ったんだよね
それから
抱いてくださいって

よく言えたなぁって思う
平常心じゃなかったんだと思う。
抱かれてA君のこと忘れたかったんだと思う。
先輩を利用しようとしたんだよね。

たぶん先輩は分かってて
抱いてくれた。
私の涙拭きながら。
いざってなって

やっぱりごめんなさい

って拒否したら、笑いながら

無理しちゃダメだよって
ぎゅーってしてくれた。

でも、まだこの時はそこまで
心は開いてなかった。

先輩はもてる。
実際に先輩目当ての女の子が
居酒屋にいたらしい。
それに奥さんも彼女もいる事は聞いていた。
ゲスだなぁと心の端っこで思ってたからね。

5回目、先輩と女の子が飲んでた。
軽く挨拶したら、女の子は私見て
露骨に嫌な顔したから、直ぐに席離れて
カウンターで店員のお姉さんと話しながら
飲んでいた。
暫くして、一緒に飲もうと隣に先輩が来た。
先輩のことを気に入ってた女の子は
帰ってしまう。

いいんですか?

って聞いたら

僕は今日、君に、会いに来たの

と言われた。
ドキっとした。

いつものように馬鹿笑いして、
相談に乗ってもらって、
かなり酔っ払って
勢いでホテルに行って…

また、ごめんなさい!

してしまったのに
無理するなーって笑い話にしてくれた。
そして、携帯の連絡先を渡された。

気に入った子にしか渡さない

ドキっとまたした。
この時くらいかなぁ
少し心の持っていかれたなぁと思ったんだ。