あたしたちが旅をしているときからずっと読んでいたある旅人のブログ。あたしたちの旅が終わってすでに1年半くらい経つのに、彼の旅物語はまだ続いてる。あの毎日の刺激や興奮をまだ味わっているんだと思うと、ちょっとうらやましくなっちゃった。
今はあたしら、また一つの土地で、仕事して定住生活してるんだもんなぁー。
ちょうど2年くらい前、ものすごくオーストラリアを出たくてウズウズしてて、
オーストラリアでの生活も仕事もやりきった感があって、
念願のバックパッカーの旅に興奮してて、これから出会う人だったり文化だったり、そのことで頭がいっぱいだった。
旅で人生の中でも最高って思える時を過ごして、
目まぐるしく変わる刺激を全身で浴びて、
笑顔の絶えない毎日。
それとは正反対の日本の生活は、
家族の絆をまた教えてくれて、
もう海外の生活じゃなくてもいいのかもしれないと思いかけていた。
でも、オーストラリアを出たかった2年前の気持ちは、旅をして、家族と過ごしたことで完璧に満たされたいたんだろうなー。
また海外で頑張ろう。
やっぱりまだチャレンジしてたい。
そう思って日本を離れてきた。
だから、こっちに帰ってきてからも、
毎週末友達とパーティーだぁ!!とか出歩くことをしなくても、
とても心が落ち着いていて、
日本で毎日ボビオ家族と一緒にワイワイ食卓を囲んでたけど、
また一人で夜ごはん食べることが当たり前になったのに、
とても心が穏やかで、
もう英語もある程度勉強できたからいいかな~なんて生意気に思ってたけど、
英語圏を離れてたことで、英語がさらに好きになってて、
さらに意欲的に勉強ができて、
たくさん知り合った人たちがシドニーを去ってしまってたけど、
それでも今ここにいる自分、今ここにある環境にとても感謝してる。
今のお仕事に出会えたのも何かの縁だと思ってて、
2年前は嫌いだと思ってたこの飛びこみ営業が実はすごく楽しくて、
この1か月半の間に、たくさんの人に出会えて、
いろいろなつながりがつながりを呼び寄せて、
旅で訪れた国の人たちが、
「僕の祖国へ行ったのか~!!」
なんて満面の笑みで優しくしてくれて、
旅を終えて、日本に帰って、またシドニーに戻ってきたことは本当に良かったんだと心から思う。
すっごい仕事モードに切り替わったけど(笑)
今日ね、昔住んでたBondiのショッピングモールに行ったら、
いつもすれ違ってたホームレスのようなロックンローラー(失礼だけど・・・お風呂入ってないのよねきっと)を見かけて、
お隣さんだった夫婦が赤ちゃん抱いて買い物してて、
時間の経過とともに変わることがたくさんあるけど、
変わらない街の姿や人があるんだなって思ったら、
ちょっと心が温かくなった。
というヒトリゴトでした。さて、今週もがんばるぞ~。シドニーの春はもうすぐそこだー。