さよならインド。こんにちはネパール

何の良い印象を持てなかった最後の町Gorakhpur。
早く出たくて、朝の５時半、
ネパール国境付近スノウリまでのバスを探す。


宿の近くにちょうど泊まっていたバスがスノウリに行くらしい。
おっちゃんにあと何分で出発？と聞くと、

「３０分後だ」


って言うから、
ボビ、外でたばこに火をつけて朝の一服しようとしてたら、


「出発だ！！」


って、おいおい、お前３０分後って言っといて、
今１分しか経ってないけど？？？


適当万歳インド人。




バスに乗り込み、出発かぁ～って喜んだものが間違いだった。
走り出したバスは、２分もしないうちに、また同じ場所に戻ってきて、
そして、ちょっと先に行った所で停車。

まさか・・・・


東南アジアでもよくあったんだけどね、
バスがガラガラだと、
人がギュウギュウになるまで、呼び込みして出発しないんですよ。


案の定、こちらのバス、
人をこれでもかと押し込むまで出発せず。
結局あたしたちが乗ってから１時間以上してからの出発。

その間も、ギュウギュウに人が押し込まれてくるので、
外にも出れない。


ようやく出発したバスは、
走っては止まり、走っては止まりを繰り返し、
１５分間隔でそれを繰り替えす。
本来なら３時間で到着すると言われているこのバスは、
４時間かかってようやく到着。


バス停から歩いていると、
まるで廃れたお店のように移民局がひっそりとたたずんでいて、
危うくスルーしてしまうとこだった。
呼び止められて、ここで出国手続き。
顔から笑みがこぼれちゃいます。


ネパール側にそそくさ向かおうとしたときのこと、後ろから声が・・・

「君たち、両替した？」


ボビ「いや、俺たちネパール行って両替するから大丈夫」


「大きい紙幣は持込ができないから、ここで両替しないといけないんだよ」


・・・・インド人の言うこと、信用できるのか・・・・


でも、彼はNepal Information bookを見せてきて、
そこには５００ルピー・１０００ルピーの持ち込みはできないと書かれてある。


どうやら本当らしい。
ネパール人とインド人はビザなしで両国を行き来できる。
この大きい紙幣の偽札が流通したため、
ネパールではインドの高額紙幣の使用を禁止している。


ということで、インド側で両替をして、
いざ、ネパール国境へ。



ここからまたポカラまではバスで８時間。
オンボロバスに揺られて、結局１１時間・・・・
このバスもインドと同じで走って止まっての繰り返し・・・

でも、窓から見える景色はすでにインドと違う。



ネパールでゆっくりゆったりするんだと、
心躍るスピカです。




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