
バラナシからネパール国境付近までの電車を待っているときのこと。
プラットフォームに降り立った宇宙人ボビとスピカ。
宇宙人が駅にいるともなれば、野次馬たちはすかさず集まってくる。
電車が来るまで気長に待とうと、
プラットフォームに座り込み、二人で話をしていると、
どうも、何かを感じる・・・・
とてつもない数の視線を感じる。
うん、周りにいるインド人の90%がうちらをガン見。
向こう側に止まってる電車の窓から、
「おいおい、宇宙人いるぜー!」
もろにカメラ向けられてます。
もちろん一人とかじゃなく、
たくさんの人たちに♪
「ちょっと、お前宇宙人に話しかけてみろよー」
もろにガン見しながら、ボビの右側の集団が、
「お前が先に行けよ」
と、押し合いながら近づいてくる。
「“#($)#‘%Y)’??」
勇気を振り絞った一人の青年が、
宇宙人ボビ・スピカには分からない言語で話しかけてきた。
「ごめん、何言ってるか分からないんだけど・・・・」
「おいおい、見ろよ。アイツ宇宙人に話しかけてるぜ!」
なんて周りの野次馬たちも賛同し、
気づくと、囲まれてますあたしたち。。。。
怖くて後ろまで見えないけど、
座ってるあたしに見えるのは
半端じゃない数の足たち・・・
「やばいよ、囲まれてるよボビ。こりゃひどい数だよ」
そう言ってる間にもどんどん野次馬は増え続け、
気づくと恐らく50人くらいに囲まれていたんではないでしょうか?
「何も反応しないで、普通にしてれば、散るから大丈夫だよ」
そんなボビの答え通り、
5分くらい黙ってたら、野次馬たちも散り始めた。
とは言え、
また始めの青年が戻ってきて、
うちらに話しかけてきた瞬間に、
いろんなところからまた野次馬たちが一斉に集まってきた・・・・・
「今度はお前が宇宙人と話してみろよー」
野次馬の円陣たちでもおしくらまんじゅうしてるし・・・・
間近にカメラを向けられて、
一言も断りもなく写真撮られたり、
何なのこれ(笑)???
荷物を背負うのに手伝ってくれた人に、
「ありがとう」
と言うと、握手を求めてきたから、普通にし返すと、
「俺宇宙人と握手しちゃったぜー!!!!」
「次お前もしてみろよー!!!」
って、どさくさにまぎれて別な人まで出てくる。
お前ら何なのよ。
電車が来た途端に、
宇宙人のことも忘れ、
飛び乗る野次馬たち。
チケット持ってない人たちは、
我先にとセカンドクラスの車両に走っていく。
チケット持ってて良かったー。
インドに来て宇宙人扱いされるのうんざりねー。

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