ペナン滞在最後の夜、とてつもない事件が起きました。
人生最悪と言ってもいいくらい、
とてもひどい夜を迎えることになるとは・・・・
気持ちよくシャワーを浴び終えて出てきたスピカの鼻に、
なんだか嫌な「臭い」が飛び込んできた。
はじめはその「臭い」は、ふんわりと部屋の隙間から侵入し、
5分も立たないうちに、
ひどい嗚咽をもたらすことに。
そいつの正体は・・・・・
「ドリアン」
あろうことに隣のアジア人カップルが、
まさかの「ドリアン持ち帰り」をしてきたわけです。
マレーシアのほとんどのホテルには
「No Durians !!!(ドリアン持ち込まないで)」と書いてあるけど、
まさかまさかであの悪臭キング「ドリアン」を部屋に持ち帰ってくる人が、
この世に存在するとは思ってもみなかった。
とは言っても、
日本でもオーストラリアでもドリアンなんてそんなに見ることなかったし、
どんな臭いかわかんないですよね。
なんつーか、ねぎとフルーツが腐ったようなとんでもない臭いです。
完全に鼻の穴をシャットアウト。
ここでがんばれるのは口呼吸のみ。
それでもほんのちょっとでも鼻から進入して来ようものなら、
「オエッ」「オォェッッッ」(´□`。)
ラブラブハネムーンなどからはほど遠い、
おっちゃんが歯磨きして、
喉の奥から出すような音を繰り返すスピカ。
意外にもこのドリアン爆弾はあまりボビには通用せず、
もろに被害を被っている妻を見て、
ボビはレセプションまで走ってくれました。
「ド、ドリアン爆弾が仕掛けられたんだ!
早く違う階の部屋に避難させてくれ!!!」
3階で仕掛けられたこのドリアン爆弾は、
あっという間に1階まで浸透してくる。
受付ボーイはここで2年働いているけど、
ドリアンを持ち帰ってきた客は初めてだと言った。
同情の声をもらしながらも、残念そうに答える。
「あいにく、今日は満室なんだ。
どうにかスプレーで我慢できないかな?」
部屋の移動はできなくとも、
スプレーを持ち帰ってきた我が勇士は、
廊下にも部屋にもスプレー作戦を実行するけど、
この防臭スプレー(香りつき)と
キング・ドリアンのMixされた強烈な香りはさらに嗚咽を引き起こす。
嗚咽のしすぎですでに限界を超えたスピカは、
ひとまずゲストハウスから退散。
外の空気を吸ってみるものの、
「オェッ」「オェッ」
一昔前の「クェックェッチョコボール」のリズムに乗れるビートで嗚咽が続く。
想像を遥かに超えるこのドリアン爆弾は、眠れぬ夜をペナン最後に授けてくれた。
それよりも何よりも、
このドリアン臭と共に床についたアジア人カップルほど
兵はいないと確信することになりました。
No more durians. I don’t need you in my life.

人生最悪と言ってもいいくらい、
とてもひどい夜を迎えることになるとは・・・・
気持ちよくシャワーを浴び終えて出てきたスピカの鼻に、
なんだか嫌な「臭い」が飛び込んできた。
はじめはその「臭い」は、ふんわりと部屋の隙間から侵入し、
5分も立たないうちに、
ひどい嗚咽をもたらすことに。
そいつの正体は・・・・・
「ドリアン」
あろうことに隣のアジア人カップルが、
まさかの「ドリアン持ち帰り」をしてきたわけです。
マレーシアのほとんどのホテルには
「No Durians !!!(ドリアン持ち込まないで)」と書いてあるけど、
まさかまさかであの悪臭キング「ドリアン」を部屋に持ち帰ってくる人が、
この世に存在するとは思ってもみなかった。
とは言っても、
日本でもオーストラリアでもドリアンなんてそんなに見ることなかったし、
どんな臭いかわかんないですよね。
なんつーか、ねぎとフルーツが腐ったようなとんでもない臭いです。
完全に鼻の穴をシャットアウト。
ここでがんばれるのは口呼吸のみ。
それでもほんのちょっとでも鼻から進入して来ようものなら、
「オエッ」「オォェッッッ」(´□`。)
ラブラブハネムーンなどからはほど遠い、
おっちゃんが歯磨きして、
喉の奥から出すような音を繰り返すスピカ。
意外にもこのドリアン爆弾はあまりボビには通用せず、
もろに被害を被っている妻を見て、
ボビはレセプションまで走ってくれました。
「ド、ドリアン爆弾が仕掛けられたんだ!
早く違う階の部屋に避難させてくれ!!!」
3階で仕掛けられたこのドリアン爆弾は、
あっという間に1階まで浸透してくる。
受付ボーイはここで2年働いているけど、
ドリアンを持ち帰ってきた客は初めてだと言った。
同情の声をもらしながらも、残念そうに答える。
「あいにく、今日は満室なんだ。
どうにかスプレーで我慢できないかな?」
部屋の移動はできなくとも、
スプレーを持ち帰ってきた我が勇士は、
廊下にも部屋にもスプレー作戦を実行するけど、
この防臭スプレー(香りつき)と
キング・ドリアンのMixされた強烈な香りはさらに嗚咽を引き起こす。
嗚咽のしすぎですでに限界を超えたスピカは、
ひとまずゲストハウスから退散。
外の空気を吸ってみるものの、
「オェッ」「オェッ」
一昔前の「クェックェッチョコボール」のリズムに乗れるビートで嗚咽が続く。
想像を遥かに超えるこのドリアン爆弾は、眠れぬ夜をペナン最後に授けてくれた。
それよりも何よりも、
このドリアン臭と共に床についたアジア人カップルほど
兵はいないと確信することになりました。
No more durians. I don’t need you in my life.
