
日本との大きな違いを感じるのが、オーストラリアの医療システム。
おなかが痛いと言えば、内科に。耳が聞こえないと言えば、耳鼻科に。
そんな日本とは全く異なり、オーストラリアはすべて、GPと呼ばれる一般医に行くのがごく当たり前。
実は、また体調が優れず、
ここ2週間どんよりした頭痛が続き、集中力もはたまた消えてしまい、
頭の後ろに錘をつけられたかのように、ずっしりしたものが続いて、
吐き気もさらに出てきてまいってしまってた。
もう、これは本当にイカン!と思って、今日また行ってみた。
名前を呼ばれて立ち上がると、担当の先生は、深々とあたしにお辞儀をしてきた。
そして、「I am Robert センセイデス」と日本語まじりで自己紹介。
ユーモアセンスたっぷりの先生で、親身になってあたしの症状を聞いてくれた。
あれから薬を飲んでも一向によくならないという言葉に、首をかしげる。
血圧を測ったりして、すでに20分以上がたっていた。
そして、彼は
「首が原因かもしれない」 と、つぶやいた。
今までMRIやCTやらで脳みその検査はしたけど、首のレントゲンを取ろうといわれたことはなかった。
すぐに地下室に行ってレントゲンを取る。
そして、その結果をRobert先生が眺めること5分。
6個くらい並んでいる骨の2番目と3番目だけが変にくっついてる。
そう、この部分が硬直してるのがあたしの頭痛の原因。
そして、この硬直してる原因は、
「Bruxisum」
歯ぎしり。
歯ぎしりをすることで、首に緊張が走るらしく、
それが原因で、筋肉が硬直してしまっていた。
先生曰く、あたしは表にストレスを出さない。
ストレスの発散できている場所が、この歯ぎしりだという見解。
自分の体のなぞが解けた気がして、本当にRobert先生に感謝。
この5年以上のオーストラリアの生活の中で、
初めていいお医者さんに出会ったと心から思った。
時間も気にせずに、親身になって一つ一つの話を聞いてくれる。
そして、原因までつきとめてくれる。
骨しか写らないレントゲンをとりにいくのに、
「お化粧ばっちりね」と言ってきたり、
受付からこっそりキャンディーを取ってきてくれたり、
彼のユーモアが、何よりもこの不安や痛みをやわらげてくれた。
あぁ、オーストラリアにもちゃんといい先生がいたんだ!って心から思った一日だった!
メディケアも使えるので、安心☆

にほんブログ村