海外に住んでいる定め。


それは、友達の帰国。




どうしても、それは避けられない運命であって、

ビザが切れる、もしくは、母国へ帰国することを決めるということで、

今までの楽しい友達との時間に終止符が打たれる日が突然やってくる。






昨日久しぶりに、ぼろぼろと大粒の涙を流すことになった。

あまりの涙の大きさに、ボビもあたふたと慌てていた・・・・・






大人になると、どうにもこうにもいろんなこだわりだったり、頑固さや遠慮が出てきたり、
こりゃまた一生の友達を見つけるのは、そんなに簡単ではないと思う。

ましてや、海外に住んでいて、出会いの数も多いけど、
それに見合って、また「BEST MATE」が比例するわけでもない。


ゲラゲラ笑って過ごす仲間たち。
キャラの濃い仲間ができて、
いつもみんなで一緒に居て、楽しく過ごしてきた時間。






やっぱり、一人一人、自分の夢だったり、大切なものだったり、
選ぶものがそれぞれあって、
2011年になってから、本当にみんなが巣立っていく時期に入った。



寂しさに負けたらどうしようもない。
素敵な出会いをしたぶんだけ、その人たちとはどこにいようが繋がっていられる。

なのに、自分の中に溢れ出てくる悲しさと寂しさ。
これは本当に自分の正直な気持ちなんだなって思う。



海外に自分が長く残ることになったとき、
こんなにもたくさんの友達たちを見送ることになるとは思ってもみなかった。
地元を離れ、また、日本も離れ、いつも自分は見送られる立場に居て、
誰かを見送る辛さを分かってなかったのかもな。




「かおりちゃん、もっと強くなりなよ。俺がそばにいるじゃーん」


ってかわいく慰めてくれるボビの言葉に温かさを感じながらも、
友達との別れの辛さは、涙を止めてはくれなかった。



NO FRIENDS NO LIFE