日本を去って1週間。
あまりにも楽しすぎたのか、それとも仕事を忘れられたからなのか、
こっちに戻ってきてからも、頭の中は「ジャパン」三昧(;д;)
完全に ホームシック です
甥っ子が喋るようになってからは初対面なのに、
人見知りすることなく、むしろなついてくれて、
化粧してる横で、「かおりちゃん、かわいい」って。
無邪気な声がたまらなくかわいくて、アキバで、萌え~ってなってるオタクの気持ちが少し理解できた。
男性陣よ、これですよこれ。無邪気に女性を褒める4歳の子供をどうぞ見習ってください。
5年ぶりくらいに、家族全員が集まって、
さらには、3女の結婚するかもしれない?彼氏にも会って、
甥っ子をまじえ、いろんなことがあった我が家です。
10月7日にはどうしても八戸に着きたい。
そう、思ってゆっくり札幌観光する前に帰ったのには理由があり、
それは、お父さんとお母さんの38回目の結婚記念日。
普通なら、お父さんとお母さんがお祝いすることなんだろうけど、
なんせ、あたしのお父さんは記念日というものを覚えてない。
そして、何かお母さんにサプライズ!なんて、洒落たことのできる男でもない。
昔、お母さんがぼやいていた。
「お父さん、お母さんに何も買ってくれたことがない。誕生日も何もない」
自分だったら、記念日も忘れ、さらには誕生日も何もなしにスルーされたら、
はい、ぷっちん。ちょっとお前外に出ろ。って話です。
でも、お父さんは仕事!本で生きてきて、
お母さんをどこかのレストランに招待するなんてことももちろんしたことなく、
「女の人を喜ばせる」ということにはとっても疎い、かわいく言えば初心な人です。
だからこそ、ここは、ガンガン押します!のスピカの手が必要になるわけです。
お父さんに歯医者につれてってもらい、その帰り道、
まっすぐ帰ろうとするお父さんに質問をなげかけた。
「ねぇ、今日何の日か覚えてる?」
『はぁ、なんだったべ?』
「今日結婚記念日じゃないの??」
『お前よく覚えでんなぁ。』
「ちょっと花くらいプレゼントしなよー」
ということで、急遽、車の進路方向を変え、花を買いに出かけたわけです。
家に帰って、どう渡していいかも分からないお父さん。
お母さんから、その袋どうしたの?と聞かれ、
『ほれっ』
と差し出すお父さん。
(結婚記念日って言葉すら恥ずかしいのね)
お母さんはびっくりびっくり!!!
そりゃ自分も忘れてたんだもん。
お父さんが忘れるにしたがって、
お母さんの中でもそんなに重要でなくなってしまった10月7日。
お互いの照れくささや恥ずかしさが見えても、
やっぱりうれしいオーラが出てるのには変わりない。
もらって即、お母さんも、その花を玄関に持っていって飾る。
作戦大成功!(v^ー゜)ヤッタネ!!
38年も一緒にいても、今までずっと共働きしてきて、
どこにも出かけることもなく、ただただ仕事をしてきた二人。
お母さんはお父さんは何もしてくれないって、言わなきゃ動いてくれないって、
そう愚痴ってたけど、毎日ご飯を作るお父さんを見て、
きっとこれがお父さんにできる愛情表現なんだろうなって。
仕事ばかりだったから、だから今何をしていいのか、
自分の趣味すら見つけることができない。
それでも大好きな料理だけは、唯一お父さんが率先してできること。
娘だから、それが客観的に感じられるのか・・・・
お母さんにとって、お父さんはいつまでたっても、だんな様だから、
夫婦として奥様に何かしてほしいって願いはいつまでたってもあるんだよね。
またちょっと離れちゃったけど、二人がまた10月7日を大事にしてくれるように、
密かに見守ろうと思います。