5月２２日の日曜日の話ですが。

L'Arc〜en〜Cielの30周年ライブに行って来ました。

せっかくなのでライブレポートを書きたいと思います。

(もはや何のブログか分からない)

実は今年に入ってからなぜか、個人的にラルクブームが来ていて。

ずーっと曲を聴いていました。毎日のように。

主に古い曲ですけど。

2000年以前の。

当時もずっとCDは聴いてましたけど、なぜか一回もライブに行こうと思ったことがなくて。

それがなぜ今になって再燃したのかは謎でしかないんですが。

ずっと聴いていたらやっぱりライブに行ってみたいなーと思って。

そしたらなんとちょうど運良く30周年記念ライブがあるというではないですか。

でもそれを知った時にはもうチケットが取れなくて…、一度は諦めたんですけど。

当日急に、本当にたまたまっていうかシンクロなのか。

弟夫婦がライブに行くということを聞いて。

(弟の奥さんが歴の長いラルクファン)

え、チケットまだ取れるの？！

と調べて、その場で直前販売のチケットをGETして。

そのまま勢いで行ってきました。笑

なんか狐につままれたような感じで…

いやいや、不思議な流れに導かれて、行ってきました。

まあ、最近はよくあることです。

というわけで、懐かしの東京ドーム！

なぜか橋から見えた瞬間に写真を撮る。

正面から撮ればよかった…

たぶん自分の中ではいちばん行ってるライブ会場です。

(ライブ会場ではない)

元々がXファンなもので…。

っていうかまあ一応今もですが。

東京ドームと聞くとなぜか血が騒ぎます。笑

水道橋からの橋の上を黒い服着てる人たちがゾロゾロ歩いてるのを見ると。

ワクワクが止まらないw

で。

席は一階スタンドのいちばん後ろだったんですが、ステージを横から見下ろすような位置で、すごく見晴らしのいいところでした！

さすがS席。(なぜかS席が取れてしまった)

当日販売分にしては大満足の席でした。

周りもしっかり埋まってましたよ。

そしてノリノリだったw

なぜか男性ばかりだっけど。

というわけで、昨日のセトリです。

1 ミライ

2 READY STEADY GO

3 New World

4 SEVENTH HEAVEN

5 Lies and Truth

6 瞳の住人

7 XXX

8 fate

9 finale

10 MY HEART DRAWS A DREAM

11 Driver's High

12 Pretty girl

13 STAY AWAY

14 HONEY

15 いばらの涙

16 Shout at the Devil

17 Singin' in the Rain

18 LOST HEAVEN

19 星空

20 FOREVER

21 予感

22 Blurry Eyes

23 GOOD LUCK MY WAY

24 虹

ふぉー、豪華ですね。

さすがは記念ライブ。

2000年以降の曲はあまり聴いてないので、行きの電車で予習してったわけですが…

でも全く何の問題もなし！

良曲ばかりです。

なんていうか、曲の良さがすごく際立つライブでした。

普段のライブは行ったことがないのでこれが普通なのかいつもと違うのかは分かりませんが。

ラルクはずっと昔から音源で聴いていて、曲作りのお手本にするぐらい聴き込んでいましたが…

(私なんぞがおこがましいですが)

このバランス感覚の良さ、バラエティに富んだ曲の種類、メロディ、アレンジ、世界観。

ひどい偏りみたいなのはあまりなくて、ポップで聴きやすくて、でもそれでいて軽すぎるわけでもなく、アレンジの面白みや曲ごとの面白みは毎回ちゃんとあって。

なんだけど大衆受けする幅の広さ。

聴き手の求めることから大きくズレることもなく。

それなのに幻想的だったり、爽やかだったり、現実的でリアルだったり。

様々な要素と側面を見せ続けてくれるのは凄いなって思います。

そして何かすごく、全体的に煌びやか。な気がします。

私の主観でしょうか。

なんかキラキラして美しいんですよね。

そういうのがすごく惹きつけられるんだよなぁと。

ビジュアル系と言ったら怒られてしまいますけど、そこらのビジュアル系より世界観があって美しい。

その辺の美的センスに関しては、なんといってもhydeさんの歌詞の存在感が大きいのかと。

…見た目だけの話ではなく。

見た目ももちろん美しいですが。

その創り出す世界観です。

(というのはホロスコープを読んでみてすごく納得した部分があります。

まあその辺についてはまたいずれ)

総じてラルクの実力っていうのは、曲の良さだよなぁって体感しました。

国民的バンドの圧倒的な安定感。

30年間人々に聴き続けられているモンスターバンドの実力を、目の当たりにしてきました。

東京ドーム5万5千人、ほぼ埋まって見えましたね。

凄いな。

声が出せないのが本っ当に残念でした！

個人的に、ライブ始まって急に来た泣きポイントが、なぜかの「Lies and Truth」。

自分の中でも特に好きな曲っていう認識はしていなかったので、自分でもなぜこの曲で泣けるんだろう？って不思議だったんですけど。

あれですね、きっといちばん自分の中に残ってたんだな、って思います。

90年代ラルクを通った人なら分かってもらえるだろうか…

ラルクといえばやっぱり「flower」「Lies and Truth」からの…

「虹」「Winter fall」の流れが、まさに神というか。

あの爆発的に売れていく様は伝説的だろうなぁと。

「虹」がその頂点、上り詰めたピークの時だったと個人的には思うんですが、その爆発寸前の「Lies and truth」のジワジワ感の高まりがいちばん印象的だった。

自分の中で「Lies and truth」＝ラルク　だよね！っていう認識が強い気がします。勝手に。

(でもあの最大のピークの頂点の時に、バンド名を冠した曲を出して大ブレイクってすごいよな。って今でも思います。

ちょっと出来すぎだろ、ってぐらいに見事だった。余談です)

人間、無意識なぐらいずっと聴き込んでた曲を生で聴くと泣いてしまうものなんでしょうか。

…っていうか、「Lies and truth」に自分の青春の全てがつまってる！って思った。笑

若い頃の。

十代の頃の。

いや、たぶんきっとwinter fallにももう半分つまってる気がする。

(今回は聴けませんでしたが)

…何十年前の話をしてるんでしょうねいったい。

歳が…w

で。

前半は「Lies and Truth」で涙腺が緩んで、そこからの「瞳の住人」からの「XXX」からの「fate」そして「finale」。

その辺の流れ、完全に引き込まれました。

音の世界の中に吸い込まれた。

周りが見えなくなりました。

ラルクといえば、世界観の作り方が本当に秀逸。

そうずっと思っていましたが。

それを生で見て、体感したら、すごいですね。

正直、ステージのセットは思ったよりシンプルで、どうやって表現するのかな？みたいなことを始まる前は思ったりしたんですけど。

いやー。

曲さえあれば他は何もいらない、と言わんばかりでした。

MCやら凝った演出やら、なんてことをしなくても。

音が鳴るだけで、歌声があるだけで、そこに完璧な世界観を表現してしまう。

ストレートに音楽だけで勝負なんだな、っていう。

見せつけられた感じでした。

声出せないからシンプルにならざるを得なかったのかもしれないですけどね。

余計にそう感じただけかもしれない。

でも、爆音の音楽に包まれて、歌声を聴いて涙を流せるって、本当に本当に幸せだ、って心の底から思いました。

コロナ禍の中でもライブをやってくれて本当に感謝です。

他のミュージシャンはなかなか再開しない中で、感染対策はきっちりして、ツアーを完走したってすごいなって思います。

っていうかツアーやってたんだ！っていうのに驚いたけど。

そして。

後半はなんといっても「いばらの涙」が最高すぎました。

ビジョンの中で炎に包まれて歌うhydeさんの姿。

それが左右ではなくセンターのいちばん上のモニターに映し出されて、そして会場は一面赤いライトで。

映像と光と会場の一体感、素晴らしく美しかったです。

言葉にならないほどでした。

いばらの涙は昔からずっと大好きな曲で、生で聴けたら本当に最高だろうなと思ってはいたんですが。

想像を遥かに越える、胸に迫る何かがあって。

曲の間中、胸から何かが込み上げて、涙が止まりませんでした。

演出が素晴らしいですね。

それまでセンターいちばん上のモニターを封印してたの？って感じで。(どこかで使われてたかもしれないけど、覚えてないです)

なのにその時だけ、ステージど真ん中の上方のモニターにhydeさんの歌う姿が映っているんですが。

それが映像の中で炎に包まれていて、曲のイメージとバッチリ合ってるんですよね。

そう、上なんだよ！と膝を打った。

上を見上げて祈る曲なんだよね。この曲は。(焼かれるのかもしれない)

という、曲の感覚を見事に再現していて。

うわー、やられたー、って感じ。

(映像チームは三日間ぐらい徹夜で頑張られたそうです。感謝)

そして、個人的にこの曲の歌詞がすごく好きなんですが。

宗教を皮肉っているようでいて、

こんなにも的確に、信仰心の奥にある希望と祈り、救いと救済と、そしてそれを打ち砕かれる絶望というものを。

そういう感覚を、なぜここまで見事に表現できるのだろうかと。

感服しますね。

L'Arc〜en〜Cielのhydeという、

この人にしか作れない、そしてこの人にしか歌えない曲だなぁと。

それを生で聴けて、そして心を抉られまくって、それこそ天に召されてもいいと思うぐらい泣きました。

そして「いばらの涙」からの「Shout at the Devil」。

何でしょうこの流れ。

神ですか？

半分召されたまま見てたので。

ヤバかったです。

真っ赤な照明のまま、旗を持って歌うhydeさんは、

もう何も言えない、です。

言葉が見つからない。笑

カッコいいという言葉を一万回ぐらい言ってもいいでしょうか。

っていうぐらいカッコよかった。(語彙力w)

…これ書いてて自分でも不思議なんですけど。

なんで自分は30年間一度もライブに行かなかったのだろうか。

全盛期に行けばよかったのに。

と激しく後悔してます。笑

30年目にして初めて知ったラルクの凄さ。

そう思うとでも、解散せず30年間続けていてくれてありがとうと。

素直にそう思います。

tetsuyaさんが「このバンドを作ってよかった！」みたいなことを言っていましたけど。

こんなバンドを作ってくれて本当にありがとうーって思いました。

いや、初めてライブ行っといて何なんですけどねw

素晴らしい曲をこれだけ沢山生み出してくれたことは、本当に奇跡です。

「みんな、ラルク大好きなんだねー！」

っていうMCに、全力で拍手してました。

あ、ラルク大好きだったんだ、自分。

と初めて知りました。初めてかい。

帰りには弟の奥さんに、次のライブは絶対誘って！と５回ぐらい念押しして帰りましたよ。笑

声出し解禁されたら、せひリベンジしたいと思います。

…でも次あるのかな。

以下、追加の小ネタ。

とりあえずどうしても言いたい。

まずは「singin' in the rain」が聴けて本当によかった！

マジでずっと好きです。

カラオケで毎回歌うぐらい。

ネットの情報見てたら、かなりレア曲らしくて。

なんて幸運✨有難いです✨

そして最後の「虹」は、やっぱり聴けて嬉しかった…。

最後なんだ…

この曲って、最後にやる曲なんだ…って思いながら見てました。

手拍子やら何やら忘れて。

動けなくて、棒立ちで放心で見てました。

なんか、こういうラスト曲って、新鮮っていうか。

どっちかというとここから始まっていく、みたいな曲かと思っていたので。

あ、そうか。

今書いてて気づいたけど

「歩き出したその瞳に　終わらない未来を捧げよう」

っていうのが最後のフレーズでしたね。

そういうことか。

終わらないんですね。

ちょっと今鳥肌が立った。

今かよ。

あ、あともう一つ！

「予感」の背景のステンドグラスのビジョンの前で歌うhydeさんが神々しすぎました。

っていうか、この曲だけ本気で全く知らず。

ラルク歴長い弟の奥さんに聞いたら、インディーズの頃の曲とのこと。

そうか…。

だからか…。

聴いてて、この曲すごく好きだーって思った。

昔の曲の感じが好きです。

ちょっと湿っぽい感じの。笑

それと！(まだある)

後半の白の衣装のhydeさん好きすぎました。

あんなに白すぎるプラチナブロンドと、白い貴族服みたいなのが似合う人を見たことがない。

なんか髪型とかどストライクでした。個人的に。

ミーハーでゴメン。

hydeさんしか見てないわけじゃないよ。

…っていうのはほぼ嘘になりますが。

どうしてもボーカリストに肩入れしがちです。

hydeさんを美しい、カッコいい、って、素直に言えなかったんですよね若い頃は。なぜか。

なんでだろう。

あの方の狂気を孕んだような色気と、

美しい姿をもっと、活動が盛んだった時期に堪能しておけばよかったなー。と今になって思います。

本当になんで、今までライブ行かなかったの自分？と終わった後からずっと自問自答。

…まあでも、歳を取ったからわかる良さだったんだと思います。

自分にとっては。

なんかね、眩しくて近寄れなかった気がする。

全盛期には。

なんか、綺麗すぎるというか。

見た目も曲も売れ方もなんか、完璧すぎて。

入っていけなかったような。

昨日感じたのは、ファンの人たちもすごく穏やかで平和的で、いい人たちっていう雰囲気だった気がします。

アンコール待ちのウェーブゲームとか。

ライブ中のノリとか。

(声出しないから分からないですけどね)

ライトの色の合わせ方とかね。

みんな真面目か！すごい！って思ったー。

なんか。

上手く言えないけど。

優しさ、親切、俄かファンにも優しい、初心者にも優しい、全部まるっと垣根なく受け入れてくれる、みたいな感じを、所々で感じた気がします。

なんだろうな、すごく暖かい優しい雰囲気でしたよ。

包容力というのかなー。

こういうのが、長く愛される国民的バンドというものなんだろうとすごく思いました。

長くなりましたが。

５月22日に東京ドームに集った全ての人に。

心から感謝です。

素敵な時間をありがとうございました。

ラルクのライブレポ