埼玉県入試の基礎講座：「県立入試 科目別分析 ① 〜 英語」編

大変ご無沙汰しておりました、学習塾スピカの塾長、酒井です。

先週ブログ記事を書いていたら消えてしまい、悲しくて逃避したのでした。。。(笑)

前回は、「県私立入試の基本」についてお話ししました。

県立でもそうですが、私立の場合は特に複数コースを設置していて、

コースにより偏差値は全然違うので、注意が必要だ、という内容でしたね！

いよいよ今回から、公立入試の具体的な内容に踏み込んでいきます。

第1回目は、「県立入試 科目別分析 ①」と題しまして、県立入試英語の出題分析や対策について、お話します。


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＜下線部がない？？？＞


埼玉県立入試の英語は他県のそれと比べ、非常に特徴的なことがあります。

何だと思いますか？









それは、長文読解は、大問2を除いて本文に下線部がないことです。

読解問題は、大問2から大問4まであり、3題中2題は下線部がない、すなわち文章全体を読んでから個々の問題を解かせようと誘導しているのです。



この誘導通りに解答するには50分はあまりにもハード。



その一方で、後述するように埼玉県の読解問題は、読解不要の文法・知識問題と、きちんと読まないと解けない読解問題がはっきりと分かれています。

読解問題を速く処理し、英作文に時間をかけられるかどうかが合否を分けます。


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＜リスニングは最初に全力を注げ！＞


埼玉県のリスニングは、はっきり言って簡単です。文字通り、得点源となる問題です。

どの問題も決して長いものではなく、ポイントさえ押さえれば、簡単に解けてしまいます。

では、そのポイントとは？？？







リスニングのポイントは、次の3点です。

１）何を問われているか？

２）時制は何か？

３）主語は何か？

以上に注意してすばやくメモを取り、解答を選ぶ練習をしましょう。

特に大切になるのが、１）の「何を問われているか？」です。

これは簡単にいうと、文頭の疑問詞を聞き取るのに全力を注げ、ということです。



どういうことかというと、

英語の語順の特質上、質問となる疑問文には疑問詞が使われ、疑問詞は文頭に来るため、

文頭を聞き逃すとどうしようもなくなる、ということです。

例えば、

When will the meeting start?
(いつ会議は始まりますか？)

このWhenをWhereやWhyで聞き間違えてしまうと、誤った解答を選んでしまうという訳です。



ですから、リスニングでは文頭語が非常に重要。

しかし、試験当日は、独特の緊張もあり、パニックに陥ってしまうこともあります。

リスニングは、たくさん練習して、ある程度は慣れておくことが大切です。


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＜長文は知識問題から攻略！＞


きちんと得点にしたい大問2・3は、

先述したように、問題自体は長文の形をしていても、

実際は文法の知識を問う問題になっているものがあります。

例えば、大問2-2の適語補充、大問2-3の語形変化、大問3-4の整序英作文、大問3-7の条件英作文は、

その一文だけを抜き出しても解答可能な問題です。

こういう問題をサクッと終わらせ、読解にどれだけ時間を回せるかが、

合否の鍵を握るといっても過言ではないでしょう。


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＜英作文の練習は先生にやってもらおう＞


全設問中、一番時間がかかる問題が、ラストの英作文の問題。

最後にあるがゆえに、タイムオーバーの危険と常に隣り合わせです。

今年の問題は昨年度までと異なり各文で用いる語が指定されていたため解きやすかったとは思いますが、

やはり英作文はローマと同じで、「一日にしてならず」です。

日々の練習がものを言います。




ただし、英作文の練習は、一人ではできません。

書いたらすぐに、添削してもらいましょう。

とはいっても、学校の先生だとテクニカルな部分まで添削をしてもらえない可能性もあるので、

受験のプロである塾の先生に見てもらうのが一番です。



英作文は、「5文」に満たなくても採点対象になります。

最後に時間が迫っても、あきらめずに書けるところまでは書きましょう。

同時に、人称・時制・名詞の単複・符号の有無などの文法事項のミスも減点対象です。

こういったミスはなかなか自分では見つけられないので、

書けたら必ず添削してもらうようにしましょう。


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いかがでしたか？

英語ひとつをとっても、ポイントはたくさん！

実はまだまだお話しきれていないポイントがもっとあるのですが、

それはまた、塾に来てからのお楽しみ♪

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＜編集後記＞

7月1日ですよ、みなさん…。




7月1日ですよ、みなさん!!!!

(大事だから2回言いました(笑))

2012年も、もう半分過ぎてしまったのですねぇ…(しみじみ)

しかし、7月後半は夏期講習！

春に出遅れたキミは、逆転のチャンス！

中学生は、夏休み明けすぐに次のテストがあることを忘れないでくださいね^^




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