相手も、自分も、尊重する | 恋愛下手・重いと言われ自信を無くした女子が愛されて幸せな恋愛をする方法

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きれーな秋空が続いて、清々しい感じ♪満月も素敵だった~♪






今回の記事は前回の記事の「I&Youメッセージ

の元になる話なんですけどね。

順番が逆になっちゃいましたが、こちらも重要なのでまとめるの時間かかりました…。



改訂版 アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために改訂版 アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために
平木 典子

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こちらの本を参考に書いていこうと思います。


著者の平木さんは、

アサーションとは、

「自分の権利のために立ちあがり、同時に相手の権利も考慮する自己表現」


と書いています。


”権利”って結構強い言葉ではありますが、そもそもアサーションの成り立ちが、

アメリカでの黒人・女性・人種などの差別撤廃運動から広まっていたためだそうです。

基本的人権の尊重』なんて、教科書とかで習った気がしますね。


共依存傾向になると、そんな人としての権利の尊重もなくなってしまう場合があったり。

例えばDVとかの暴力。刑法で裁かれます。

人として幸せに生きる権利は、誰にでもありますからね。


アサーションには、『基本的アサーション権』というものがあります。

当たり前のこと…とは思うと思いますが、改めてね。


1、私たちは、誰からも尊重され、大切にしてもらう権利がある。

2、私たちは誰もが、他人の期待に応えるかどうかなど、自分の行動を決め、
  それを表現し、その結果について責任を持つ権利がある。

3、私たちは誰でも過ちをし、それに責任を持つ権利がある。

4、私たちには、支払いに見合ったものを得る権利がある。

5、私達には、自己主張をしない権利もある。




1は、人間として、尊重される権利がありますよ、ってことですね。

自分の気持ちや意見を持っていいし、それを言ってもいいし、

欲求があってもいいし、考えをもってもいいし、感じてもいい。


自分から、他人に他に対してそうしてもいいってことでもあるし、

自分自身に対してもそうです。(”誰からも”は自分自身もということです)


「自分の意見なんて言わないで、我慢すればいい」

「自分は大切に思われてない。価値のない人間」

なんてのは、自分が自分自身を大切にしてないことになるので、

基本的人権にのっとってないってことになりますね。


そして、自分だけでなく、相手の人権も尊重される、

どちらも同等にお互いが尊重し、尊重されることも頭に置いておきましょ。


お互いの希望を述べ合う権利を大切にし、

相互の確認をして、歩み寄ろうとする覚悟が必要なのです。



お互いの権利を主張するということは、こういうことですよね。



2は、あなたは自分自身についての最終的判断権をもっていて、

感じ方、考え方を主張する権利も、変える権利も、自分にあり、

それによってした行動も、自分に責任がある、ということですね。


恋愛で苦しんでいるのも、その人の権利で自分の決定です。

今の状況から変わりたくないのも、その人の権利で自分の決定です。

そして、それは相手のせいではなく、自分が”その状況でいい”と選んだ結果・行動。

自ら選んでいることです。

それをやめる権利もあるし、変わろうと行動する権利もありますよ。


また、逆に言えば、他人を変えることはできないです。

(ありがちですが、共依存傾向の方が、回避依存傾向の彼や彼女を

 変える権利はないです。残念ながら。本人が変わりたいと思わなきゃね。)



3は、人間は完璧ではなく、失敗や過ちをしない人間はいない、ということですね。

とはいえ、その分のできる限りの償いや、謝罪は責任をもってしなきゃです。


完璧主義の考え方をもっていると、完璧でなかった時=失敗した時は、

自分や相手が許せなくなって、攻撃・否定・嫌悪してしまいます。

『レ・ミゼラブル』のジャヴェール警部は、完璧主義だったために、

信じていた法にも欠点があり、完璧でなかったことに失望して

自殺してしまうんですね。(映画の知識なんで、原作と違ってたらごめんなさい)


失敗って、私はいいことだと思うんです。

以前は、「絶対に失敗してはいけない」って思ってたので、

失敗したら、ダメダメ人間で、それが積もり積もって自信なくしてました…。


けれど、「失敗してもいいや」って思えるようになったのは、

失敗があるから、成功があるんだなと。

失敗があったからこそ、反省して、より良い方向に試行錯誤できる。


それに、「失敗しちゃいけない」って思うと、プレッシャーがかかって、

余計に失敗しますw

「失敗してもいいや」って時は、もちろんそのあとはフォローしますけど…

そこまで考えられる余裕もでてきますしね。


誰もが失敗はあり得るならば、自分以外の人も失敗します。

そこで「失敗しちゃいけない」考え方だったら、

他人を叱責してしまいます。


そんな人より、「失敗なんて誰にでもあるよ。次がんばろ!」

って、許せる余裕があれば、相手にプレッシャーを与えず、

試行錯誤の種を与えられますよね。


4は、そのままその通り。

ちゃんと支払うので、不良品は変えてもらいましょ。

違う料理が運ばれて来たら、頼んでないことを伝えましょ。


クレーマーになってしまうんじゃ…

というときは、かなり攻撃的に伝える時ですよね。

それは言い方ですし、ちゃんと、自分の気持ちは伝えましょ。


3も思い出して、お店側も失敗するときはあります。

気持ちを伝えているのにその気持ちを受け取ってもらえない、

聞き入れてもらえないところもありますが…

せっかくの「クレーム=改善の機会」なのに、もったいないですよね~。



5は、以外?と感じたかもしれません。

けど、「できない」んではないんです。「しない」権利があるということ。

できるけど、しないこともありなのよ~ってことですね。


本では、「自己主張しなければいけないとなる人が多い」って書いてます。

(^O^;)/は~い、私がそうでしたw

んまぁ、極端なんですよね、考え方が。


4のクレームを入れる、という点でも、

「注文した料理と違う料理が来たので、変えてもらえますか?」

っていうのもアサーションであるし、

時間がなくて、とか、「あ、おいしそうだし…これでいっか♪」

って思えたら、クレームでなくてそのまま食べていいわけです。

どちらも、自分が納得できたら、って話ですよ。


それに、シチュエーションによっては、

このまま自分の意見を言わなくてもいいな、ってときもあります。

後輩がなんとか自分自身でがんばろうとしている時なんかは、

私なりのアイディアとかあっても、”お任せ”したほうがその人のためになるなら、

とくに言わずに見守る、とか。


男性の、過去の彼女の歴史とか、本日の予定とかw

今の彼女に言わないのも、

余計な喧嘩の火種をつくらないように、という配慮でもあるんですよね。


何でも知ってほしいし、知りたい彼女と、

余計なことは言わないほうが不安の種をつくらないように、寡黙な彼氏、

の葛藤は、ここで起きているんでしょうかね。


最後に、留意すべきこととして、

アサーションに関する権利は、自分にあると同時に他社にもあると心得ること。

依頼したい人と、依頼を断りたい人がいて、葛藤が起こるときもある。

それは悪いことでも人権を犯したことでもなく、アサーティブに話し合い、

歩み寄ることが重要。



「こうしてよ」と自己主張するのは自分の権利、でもあるし、

「ちょっとやりたくないな」と相手が自己主張するのも、相手の権利、ということです。

一方通行のやりとりは、アサーティブではないですよ~って。


もう一つは、

アサーション権と役割に付随した権利と混同しないように。


役割って、会社であれば、上司と部下とか、

医者と患者とか、親と子とか、のことです。


契約とか、義務とか、法律もそうかな?

教育とかも含まれてるかもしれません。

労働者が、社長を解雇、なんて権利はありませんよね?っていうことです。


けれど、労働力に見合った対価や評価をもらえてない場合、

セクハラやパワハラが起こった場合には、そうされることを不服として、

ちゃんとその相手に「いやなことされてるんだよ!改善してよ!」

って自己表現できる権利はありますよね。




゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚






こんな感じで、基本的アサーション権をご紹介しました。

案外当たり前じゃん?と思っていることかもしれませんが、

忘れていることって多いですよね。


というより、もう”当たり前”の世界になってしまったから、

特に意識してないというか。

けど、私にとっては結構衝撃でした。


自分の生きる権利、意見を言える権利、常に我慢してなければならない、

ってことはないこと。

自己主張をしなくてもいい、という権利。



最初は、「自己主張しなきゃ!」とか思って、

今までしてこなかった分、結構強めに言ってたりして…

それもちゃんと言う相手は決めてましたね。


特に親に対して。

今まで言えなかったことを言って、結構驚かせてしまったかも知れませんが、

ちゃんと事情を説明して、「自分の性格上、ちょっときつい言い方もするかも…」

って前置きはした上で、練習台になっていただきましたw



特に、共依存傾向があって、尽くしたり、我慢しすぎたりするタイプの方ヘは、

「こういう権利がある」っていう強めの言い方でないと、

自分に対して「そんなことを言える価値はない。私なんぞがおこがましい」

なんて思ってる方は多いと思うので、これも大事なことかな、

と思ってご紹介しておきました。



アサーティブな本ということで、こちらもおすすめです。

気持ちが伝わる話しかた―自分も相手も心地いいアサーティブな表現術気持ちが伝わる話しかた―自分も相手も心地いいアサーティブな表現術
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アサーティブのタイプ別に、

ドッカン(攻撃的)…一方的に怒って威圧的に自分の気持ちを伝えてしまう。

ネッチー(作為的)…言いたいことを言葉ではなく態度で示して相手をコントロール。

          むすーってしたり、嫌味や皮肉で自分の気持ちを伝えてしまう。

オロロ(受身的)…いつも黙って我慢してしまう。

っていうタイプ別に解説されているので、分かりやすいかも。


一つだけのタイプでなくて、二つ以上とか、場合によって出てきてしまう特性もあります。

オロロさんが、突然切れて、ドッカンさんになったり。(GSPってやつだな)

私のカウンセラーさんおすすめの著者さんです。


あともう一つ、大事な概念があるので、

それはまた次回に記事書きます~♪



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