生田斗真さん、歌手デビューおめでとうございます!!役者のイメージが強いけど、昔少クラで歌ったりしていたのも素敵でしたね✨

イケボだし、歌上手だし今後も機会があればぜひ歌を、、、!!


そんな生田斗真さんが主演した映画『グラスホッパー』は、2015年に公開されました。

生田さんは妻を殺した男への復讐に燃える鈴木役で主演を務めております。また、殺し屋の青年・蝉役でHey!Say!JUMPの山田涼介くんも出演しています。山田くんといえば2019年の主演ドラマ『セミオトコ』で蝉から人間に変身するセミオ役もやってて、なんか蝉に縁があるのかな。。。




・あらすじ

 妻を殺した若者・寺島に復讐するため、寺島の父親が経営している会社・フロイラインに潜入し、復讐の機会を伺っていた。

 しかし、寺島は鈴木の前で車に撥ねられてしまう。突然起きた事故にあっけに取られる鈴木だったが、実は寺島が撥ねられる直前、車の方へと寺島を押しやった『押し屋』という存在があった。鈴木は同じ会社の比与子から、寺島を押した押し屋を追えと命じられる。

 また同じ時刻、人を自殺させる自殺屋・鯨は一人の男を自殺させる仕事に取り掛かっていた。

 そしてまたナイフを使って人を殺す殺し屋・蝉は上司である岩西の命でとある一家の殺しに取り掛かっていた。

 押し屋とはなんなのか。鈴木・鯨・蝉。一見なんの接点もない三人だったが。。。


・感想的な

 伊坂さんの作品の魅力はなんといってもテンポの良さだと思います。そして登場人物たちの会話の一つ一つが面白い。『〇〇かっつーの』とか『〇〇みたいに』という例え話がよく出てくるんですが、それがもうどれも秀逸な例え話で面白いです。


 生田さんが演じた鈴木は、とっても気弱そうなのに、やってることは結構大胆なんですよね。そんなことよくできるなーって思いながら読んでました。自分の正体を誤魔化して押し屋に近づく時の誤魔化し方も面白かったです。でもやっぱり、妻のことを時々思い出す場面は切なくなりました。


 山田くんが演じる蝉は殺し屋というところを除けばよくいる青年という雰囲気です。まぁ殺し屋というのがよくいないのですが。。。ナイフで人を殺すので、そういったシーンの描写がかなり残酷で、読んでるだけでこちらが刺されたような気分になりました笑。


 また、自殺させ屋である鯨(映画だと浅野忠信さんが演じています)は、蝉が普通に自分の手で傷つけて殺すのに対し、ターゲットを自殺に導くという変わった殺し屋です。本人、絶対に自分を殺し屋だとは言わないんですよね。ただ俺の前で人が死んでいくだけと。


 そんな3人が、どうやってつながっていき、どう着地するのか。終わりに近づくにつれてハラハラが高まり、気づけば夢中でページをめくっている自分がいました。しかも最初に出ていたとあるネタが、最後のほうで華麗に伏線回収されていくのも爽快でした。



映画はこちら。