毎年この季節になると、出る話題。
描いたら、なんか、憂愁のクマになりました。
前にもアンケートの件とクマのこと2024。
こちらに乗っているアンケート解答で、その通りと思ったり、いろいろ参考になったりしたことがありました。
クマがなぜ出て来るのか?私も分かりませんが、私の思っていることを書きますと。
今年の夏、6月の梅雨の時期は最短で短く、その後、7月8月と一回しか、雨が降りませんでした。
7月8月、うちの周りは干上がっていて、うちの柑橘系の観察をしていますと、異様に捕食圧が高かったように思います。ぜんぜん、イモムシがいないような状態でした。
しかし、私の近所はすでにバタフライロードとなり、再生していますので、毎日、アゲハが飛ばない日はなかったです。ただ、イモムシはいなかった。
(イモムシの発生も、温かいので、4月頃から発生で、10日で元通りになり、天敵がいないのでまた木を食い尽くしました。急いで羽化し、失敗しともなりました、例年とは変わっていました。それが4月)
また、11月も、まったくいない状態。捕食圧が高かった。
それで、今年は越冬蛹は見当たりません。うちには。ずっとイモムシがいなかった。アゲハは飛び、毎日いましたが。
温かいので、カエルはまだゲゲゲと鳴いたりしており、そういう天敵が全部、食べてしまったのだと思います。
そういうことを考えると、虫を食べると聞いたので、クマも、今年は、8月も、秋も虫が少なかったのでないだろうか?と。
ということが、2025年夏と秋、クマ、虫食べれなかったんでは?ということを、私はまず一つ、思いました。
あとは、何があるのか?これはやはり、現地人でもなく、調査もなく分かりませんので、全方位、疑わしきポイントを上げてみることにします。
クマがかなり激しい人間圧を受けた1970年代~。
(日本列島が改造された頃~。3大公害病、強烈な農薬でスジゲンゴロウなどが絶滅、コウノトリ絶滅、おまけに温暖化も増加。農地整備で7割絶滅危惧種への時代)
↓のは私の疑い点で?というものです。
・人工林により、自然林が半減。
・道路開発により、人間影響が奥まで。奥の喪失、森林分断、生息地の分断、劣化、喪失?
・新エネ開発による生息地の分断、劣化、喪失?騒音被害?そこでの除草剤、農薬の影響?
・農地整備 1970年代~ 田んぼの動物、虫など5-7割が絶滅危惧種へ=餌となる昆虫減少、植物減少
・農薬の影響で、エサとなる昆虫減少。大好きなミツバチなど、ハチなどの減少?
・ナラ枯れ
・ナラ枯れ対策による、ナラの伐採対策?
・住宅などの開発=都市、住宅、工場などのスプロール化
・リゾート開発=登山圧、キャンプ圧、ホテル圧
・外来種の侵入:森林、川、池など。
と、今年の・熱さ(暑さ)や水不足により、エサとなる昆虫減少。捕獲圧増加により減少。以外にも思いつくものが、これだけあります。
この外来種ですが、タイワンザル、ヌートリア、タイワンリス、アライグマ、アメリカミンク
ガビチョウ、ソウシチョウ、
ウシガエル、アカミミガメ、
ブラックバス、ブルーギル、カダヤシ
ウチダザリガニ
オオキンケイギク、オオハンゴウソウ、ナルトサワギク、アレチウリ、オオフサモなどがいるようです。
まあ、改変とか人間の影響が、何十年も前から、これだけあるとは、あり過ぎと思いますね。
地図でも見てみましたが、道路も縦横無尽に走っていて、無人エリアはあるのだろうか?と。うちの近辺もそうですが。
東北4県のレッドデータも見てみましたがだいたい、800-1000種類ぐらい何かしら絶滅危惧種となっており、昆虫から鳥類から、キツネオコジョなど。
その秋田の言葉を借りると、6割が何らかの絶滅危惧種となっている。と。
前に見た環境省のHPでは、5-7割絶滅危惧種が里地里山の種。
これらを合わせて考えると、クマが里に出て来ても、そもそも、食べものとなるものは、田んぼには何もなく、あるのは人間の農作物や、ゴミしか食べ物がない、のでないかと。
山にエサもあるかも分からないような感じで、出て来てもエサもなく、仕方なく、人間の農作物やゴミを食べる。と思えて来ました。
それから、まさかな、と思ったのですが、調査研究などでは、人間の影響のある元では、動物の移動に影響が出るなどと言われているようです。
移動範囲が狭くなると。
いろいろあるので、私もまだ、全部把握しきれておらず、何とも今は言えないのですが。
目の前の人命のために緊急処置的なものや、間を離す緩衝帯も必要だろうと思います。が。
そういうことからも、やはり、クマに関しては山の再生、奥地の再生が言われますが、森のほうへ移動してもらうためにも、喪失した分や、分断劣化の再生も必要なのでないかと思えて来ました。
ナチュラ2000のほうも見て見ましたが、あちらは、ヨーロッパヒグマがいるのですね。
クマの生息地は、他のトンボ、チョウ、魚、鳥、花などを守る生息地として、共に種からも、生息地保護からも、かなりいろいろ守られます。ので、他の指標種からも考えても、やはり、そういう感じが理想と思います。
どんぐりかもしれませんが、移動範囲の懸念があるかもしれず。
何にせよ、上の通りの歴史の開発圧や改変攪乱、人間影響の圧と、絶滅の多さです。生態系が相当、劣化していると思います。
生息地の分断などを解消し、長く移動してもらえるように、奥山や自然地帯をつなぐ、人間のいない無人化エリアを拡大する。こともせねばならないのでないかと思いました。
生態系の回復も必要な時です。
来る灼熱化、予測不能な気候変動の時代に、劣化喪失した分をもっと取り戻して置かねば。これからもっと、気候変動や災害などで打撃が加わって来るでしょう。
とこの前書いていて、私も思ったのです。うちの近辺もそうだと思っています。
だから、今もっと再生なのだなと。今増加させておかねば、今後さらなる低下により、取り戻せなくなってしまうと。
後から再生しようとか、維持しようとかしたって、今後、温度が上がってからやっても難しいでしょう。
グリーン構築、カーボンニュートラル、気候ポジティブもそうですが、生物多様性の回復も同時にやらないといけません。
今まで見たことも無い、誰もやったこともないものですので、我らがこれから、新構築で、前代未聞で前人未踏の領域へ、行かねばならないという状況。ですね。
クマがいなくなってしまっては、保たれていた森や草花が消えてしまって、まだ絶滅の数が増えるかもしれません。
また、クマも人間のものを食べると、体に悪いと聞いたことがあります。弱ってしまうのです。
私もそうですが、白飯以外のものを食べたって、食べた気はしないです。
お読みいただきありがとうございました。


