世界初の脱炭素都市になるコペンハーゲンを見てみる回です。

 

写真ACを探したらいろいろあったので、今回は写真ACから使っています。

 

 

 

 

 

これらは私が下につけてある公式サイトと各ニュース記事などを読んで、思ったことを書いています。

 

 

 

・世界最先端の熱供給システム

バイオマス発電、廃棄物発電で、熱を利用した世界最高の熱供給ネットワーク

=世界最先端の地域暖房ネットワーク

 

 

 

・効率を考えたエネルギーシステム

 

風力、バイオマス、太陽光などの電力生産、熱供給都市ガスなどのネットワーク、大輸送システム~道路網~グリーン燃料を産み出す構築、各設備~住環境の省エネ改善などまで、徹底的に考えられた構築。

 

エネルギー効率の高い運用・あらゆる総力結集、あらゆる収支を考えた省エネ

 

インテリジェントなエネルギー消費管理に加え、複数のエネルギー供給システムを1つの複合システムに統合し、効率を考えた運用

 

 

・厳格なモビリティ対策

=互接続されたグリーン交通システムの構築

 

物流の輸送や重量物輸送、シェアカーや都市空間のための地域駐車場の再編成

市民の44%は、自転車か徒歩で通勤。

 

地域のサイクルスーパーハイウェイの延伸により、人々は市境を越えて自転車で移動する生活をエンジョイ。

地下鉄の拡大、電気バスなどの交通網も拡充。


優れた自転車インフラ網:通勤ルートネットワーク:市内の半数が自転車で通勤。国会議員も自転車で通勤。

 

充電ステーション、自転車道、駐輪場など、グリーンモビリティを支援するための必要な機能を改善し、環境に優しい代替え手段を促進

 

 



電気フェリー

運河観光船など、港内で操業する他の事業体のグリーン燃料への転換


電気バス

電気路面電車システム

電気地下鉄

水素燃料電池バス

など、モビリティ拡充都市


=グリーン交通

 

=世界最高峰のモボリティ都市、サイクリング都市

 

 

「2025年までにコペンハーゲンにおけるモビリティ目標
• コペンハーゲンにおける全移動の75%を徒歩、自転車、または公共交通機関で移動
– 2019年の市政計画では、この目標に加え、移動の少なくとも25%を自転車、25%を公共交通機関、25%を徒歩で移動するという目標が追加。
さらに、コペンハーゲンにおける全移動の25%を自動車交通が占めることが明記。
• 通勤・通学の50%を自転車で移動
• 2009年と比較して公共交通機関の利用者が20%増加
• 公共交通機関はCO2排出量ゼロ
• 軽自動車の20~30%が新燃料を使用
• 大型自動車の30~40%が新燃料を使用」

 

 

=エネルギー消費量の削減、騒音・大気汚染の軽減にも。
 

 


・生ごみはバイオガス施設でバイオガス化され、その残留物は有機農地などの肥料として利用

 

資源循環型

 

コペンハーゲン市民の生ごみの分別25%に上がり、資源をより有効活用する。残ったものだけを、廃棄物発電で焼却。炭素回収。

 

代替え可能なバイオガス生産を増加し、プラスチックなどの削減・リサイクルへ回し、資源を再利用、リサイクルする仕組みがある。

 

=廃棄物の分別促進

 

残るプラスチックも改善予定。

 

 

・集中豪雨対策トンネルや集水域による下水道システムの拡張、地表対策、そして雨水池や雨水が浸透する緑地といった新たな青緑インフラの構築。

 

公園も兼ねており、人々の心身の健康にもつながる。

 


・より広範囲の植林、緑化で、炭素吸収、貯蔵し、排出削減・相殺を考慮

 

植林は、樹木が成長期に二酸化炭素を吸収し、炭素を固定することを可能にするため、コペンハーゲン市内に10万本の植樹。

 

継続的な取り組みに加え、市外の農地を購入し、新たな半都市圏の森林を植樹する予定。

空気が綺麗になり、騒音が減り、炭素が貯蔵され、雨水もろ過したり、二酸化炭素吸収源の確立にもなり、削減にも貢献。

=世界で最も緑豊かな都市の一つに認定

 

 

 

その他、防災システム。

 

市政の取り組み 削減などを主導、情報提供や教育

 

・人口が62万人増加するのに、一人当たりの排出量は57%削減

 

 

 

デンマーク市のHP

 

 

CPH 2025 気候計画


CPH 2035 気候計画

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

こちらは私がこれらのサイトや資料を読んだ後、私の感想として、書いています。以下も私のまとめメモみたいなものです。

 

 

 

地域熱供給はBIO4という木質バイオマス発電と廃棄物発電により担われていますが、この木質バイオマスも耐用年数が終わる頃には、バイオマスなどの発電への移行を考えておられます。

 

こちらの熱供給と水の循環、都市ガス、下水など一元管理をするのが大コペンハーゲン市営企業 HOFOR が主に担っています。

 

電力は主に、風力が6割を占め、その他、木質、廃棄物、バイオマス発電などにより現在は行われております。

 

今後、さらなる脱炭素、グリーン経済のため、風力、太陽光などを拡充を考えておられます。

 

 

ちょうど写真ACに写り込んでいたのがありました。スキー場も兼ね揃えた廃棄物発電所コペンヒルが。

 

こちらは煙ですが、フィルター向上により、水蒸気しか出してないということです。

 

 

 

 

今後、さらなる脱炭素のため、地熱も検証されています。

 

 

 

さまざまな収支を精密に考え、無駄を省き、効率性を追求し一元管理の方法で無駄を省いて最大限に効率よく運用された熱供給システムは、大都市一つを賄い、大削減を下支え。

 

包括的に、飲料水から、廃水、海水、地下水、余剰熱などの水の供給や循環、大型ヒートポンプの全体的な構築。

 

今後、ますます検証されて行くようになっています。
 

 

 

 

公共事業として、都市ガス供給、地域冷房、給水、下水道および廃水処理などから、あらゆる脱炭素を行い、各力のエネルギー発電の総力で、設備を構築、というここまで進んでいるのか、という驚きを持ちました。

 

カーボンニュートラルなユーティリティ(有効性)と言う言葉は確かに。

 

実体的に体現され、見事に象徴的に創造されていると思います。

 

HOFORの都市ガスネットワークは現在、40%のカーボンニュートラル化に向けて進んでいます。

 

このデンマークの気候は、夏には冷房もいらないぐらいのところのようで。暖房が必要なところです。

 

今は温度が上がって冷房が必要になって来ているそうですが、それでも、高い風力、バイオマス発電の電力があるので、暖房でも冷房も出来ます。

 

海に面した国ですので、海水や地下水を使った冷房システムを構築しておられます。

 

グリーン経済を構築、人口、経済と共に、グリーン成長を遂げた都市。グリーン改革を成し遂げた都市。

 

持続可能性を感じられる都市、循環型を創造した都市に感じました。

 

 

 

 

 

確かに一元的に無駄なく、最上の方策で構築するというのは、的を得ていると思われます。
 

再エネは大きな面積を取って発電するので、無駄を省く必要があります。

 

日本は、各地に点々とやらせて、各地で無駄が起こり喪失が起こり、かつ、ユーティリティ(有効性、実行性)が行方不明の感じがしています。
 

 

「エネルギー生産」の柱には、廃棄物を焼却施設に送るのではなく、回収してリサイクル可能にする取り組みも含まれます。

 

人々の生ごみ回収も、電力供給の元になるということで、回収も活発。

 

コペンハーゲンの市民らの方々は、生分解性の生ごみを25%資源ごみとして分別して廃棄されています。

 

残ったものは、廃棄物発電(コペンヒル)で、最後に燃やすという形で、それも電力、熱供給システムへ転換。

 

排出した二酸化炭素は回収し、地下へ貯蔵。か、再利用。

 

さらに、発電後は、肥料化し、有機農業などへ肥料に利用されます。

 

という循環型サイクルを構築されております。

 


 

 

その他、

 

電気車などの税制優遇

ペットボトルリサイクルの金銭的ポイント加算

 

ほかにもかなりページがありましたが、多すぎてまだ、読み切れてないし、書ききれません。

 

現在、市内の乗用車の約90%が電気自動車または水素自動車となっているそうです。



 

2025年までは炭素中立を目指し、その後、2035年までには残った車などの道路などからの排出量削減、一部のゴミに残るプラスチックなどの廃棄物の化石燃料を削減し、カーボンネガティブになり、マイナスとして、地球に貢献も目指されています。

 

等々2035年への道もすごそうです。

 

 

クライメイトポジティブ=気候保護。

 

という言葉を、私も初めて知りました。

 

ネガティブになり、気候保護(クライメイトポジティブ)まで進む。

 

我らはまだ、その炭素中立、生物多様性の回復にすら辿り着いてないかのような段階ですが、世界の人々は最先端の知識と考えで歩んでいるのだなと思いました。

 

また、そういう形になるのはすごいことだなと思いました。

 

 

我々も、市営など、一元化ぐらいの大きな枠で、大型の熱供給、電力供給システム、道路網の構築などで、そういう発想がいるのでないか、と感じました。

 

回収、リサイクル可能することも必要で、どんどん良いサイクルが生まれていくところも、凄いなと思いました。

 

 

また、相互接続を考えた道路網ネットワークもすごいなと思いました。


我らも今まだ、ガソリン車が残る段階、そういう考えが必要でないでしょうか。

 

自動車を排除するのではなく、自転車などとは、分けて考える。

 

自動車か否かではなく、自転車をたまに使って、ガソリン車の使用頻度を減らす。ガソリンの消費を減らす。という考えもあるのでないでしょうか。

 

(だから、ガソリン減税が万一、通っても、ガソリンでは消費はしないで、違うところへ使う。ほうがいいですね。グレーに突っ込まず、グリーンに、もっと楽しいことに使ったほうがいいです。今排出したものが、溜まり続けて我々を苦しめているのが現状ですから)

 


一元管理のゾーンで節電も熱や電気の生産と消費を効率化しながら、排出も減らし、土地に自然に増やす。

 

炭素中立だと言ってどんどんまたグレーの都市拡大やスプロール化、再エネどんどん乱立、周囲の自然を消して広がり出したら、また自然生態系を圧迫します。

 

 

化石エネルギー源を段階的に廃止すると同時に、新しい技術(Power-to-X施設からの余剰熱、大型ヒートポンプ、地熱発電などを産み出す)を導入して、グリーン水素などを産み出し、グリーン交通につながる。

 

というPower-to-X、ということも初めて知りました。

 

再エネから、グリーン水素など、新しいエネルギーを産み出す、という言葉です。

 

こういうことで、互接続されたグリーン交通システムの構築が可能に。

 

 

 

最後に、(もうー、長いです?)、もっといろいろありますが、そろそろ・・・世界最高峰のモビリティ都市のサイクリングルートを。

 


「サイクリングスーパーハイウェイ」というすごい自転車道路網があって、これは各地へ行けます。

電気自動車で10キロほど皆、行くようです。

電気自動車は時速20キロぐらい出る。

10キロ先へは30分あれば着くとなれば、自動車と結局、ちょっと長めになるぐらいですね。

 


 

Cycle superhighways make it easier for you to bike to work

850キロ以上の道、60以上のルート
快適な自転車駐車場を完備

 

 

いいなあと、私もこんなルートであちこち日々、行ってみたいなと思いました。

 

そこで、私も思ったのです。道路の横や端に、自転車道を作らないといけないと考えて、また道路が増えるの?とか、我々は、道路のこの狭いところにどこに?と思っていると思うのですが、日本も道路が腐るほどあります。

 

ただ、そのうちの細い道や道路などを、自転車道にしたらいいだけでないのかな?と思ったのでした。

 

そういうことで、サイクリングルート、日本版のサイクリング観光ルートもいけるのでないかと。

 

そして、その周りに、コリドーなどの草地、自然地帯を入れて、景観づくりも兼ねて、自然再生もしていったら、畔、道路の端の草地になっていいのでないかと。

 

 

 

しかし、再エネ置き場が今、人々をも苦しめていますね。自然をも。

 

EUのほうでは、風力の鳥との衝突では、監視装置や自動停止措置、また衝突したら停止措置、罰則などがあると聞きます。

 

これは規則が緩いのでないでしょうか。

また、ユーティリティ(実効性)で、再エネの構築の実効性もそうですが、自然の生態系の構築も出来てないのでないでしょうか。

 

このままでは、再エネも自然生態系もどちらも構築できず、自然生態系も潰れてしまうような気がします。

 

ですので、自然の生息地や種からの保全、全生態系の回復し、自然生態系を構築し、損失がないように風車などを再エネを入れていく。

 

有効性のないものを作り続けて、しまいに、がたがたになる。考えたら当然のことであります。

 

ぐだぐたの上に、ぐだぐだの構築など立ち上がりません。


再エネをやるのなら、自然回復も同時にやって、絶滅危惧種を30でも100種でも減らす。ぐらいはして行ってもらいたいです。これは愛知目標・昆明でもありますが、今後、我らとしては自然の回復を目指す分にして行かねばならないものと思われます。それは一か所だけでは駄目で、生態学的に多数、あちこち十分なものが必要だろうと思います。

 

自然生態系が構築出来、絶滅危惧種も減った。再エネ網はその中で問題のないよう運営されて、自然はそれからもどんどん増加、回復している、2050年には倍になって自然再興の達成が可能。

 

いろいろありますが、そういうのが、再エネの構築とも言えるものでないでしょうか。


 

 

 

そういうことで、書ききれないほどありますが、世界初の脱炭素都市になる予定のコペンハーゲンが、我々の何に向かうべきかのヒントや参考、熟考やイメージになるのでないかと思い、書いてみました。

 

あと、捕捉ですが、カーボンニュートラルに鉄道や飛行機は市をまたぐので入れてないそうです。

 

 

 

私としては、こういうふうに大きな面積で生産する再エネを効率化して無駄を省いて使い、再エネだらけにするのではなく、自然だらけにする。

騒音、公害など禁止、自然との衝突もしないようにする。

私のイメージでは自然だらけの、だらけでは、自然が勝ってます。

と思っています。

 

これからはこうした、グリーン化、グリーン構築、グリーン経済、グリーン・ビジネスが活発、求められて来る面も出てくると思います。

 

景気の悪い日本ですが、こういうグリーン化でもまた、新しいビジネスの機会が訪れるのでないでしょうか。

 

今後、こうした生物多様性を守り、グリーン移行していくのが基本になっていくと思われ、自然再生も増加もしていってもらいたいものです。

 

 

 

まだまだ、見きれてないところがあるかと思いますが、このへんで。

 


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