うちの近所に、原生的な自然地帯がある森林や山に、都会から来たキャンプ場やレストランが入り込みました。
そこは地元住民が昔から、山菜や素材などで、昔から利用してきた山の幸、海の幸があるところです。(現在はどこも立入禁止です、最近は利権絡みで、全部だめになりました)
うちの近所で確認できる縄文時代から続く、いわば古い自然地帯です。水源もあります。
ですが、一瞬で、山の頂点までハゲ、どこでもあるような建物が立ち、緑ふさふさの大地から、ぬっと奇抜な色の異様な図体の建物の姿が現れました。ハゲハゲの剥き出しの削った山肌と共に。
自然大好き、自然豊か、楽しもう、自然大好きな人、ここは滅多にない自然コースで遊べますよ。綺麗な景色が見れます!
みたいな、広告。
あろうことか、自然地帯に、芝生を植え!(ひえー)、ヨガ!・・・
バーベキュー・・・・
それで調べてみたのですが、あるわあるわ、キャンプ場が。
何キロかに一つ、キャンプ場があるのでないかというほど、出て来ます。
試しに、リゾートホテル。これも検索してみましたら、ずらーっと、出て来ます。
それで調べて、気づいたのですが、キャンプ場というのは、今、日本に2000個ぐらい作られて来たようです。
コロナの時は低下傾向だったけれど、今は、成長産業なのだとか・・・
ちなみに、リゾートホテルも1600ぐらいの数、ホテル旅館は5万ぐらい・・・
キャンプとかって、テント張って、火を起こして、回収して帰るイメージでした。
キャンプって、いつから開発して建つものになったのでしょう?
分からないですが、とにかく、うちの近所で出来たキャンプ場というのを見渡してみたら、ドームみたいな、ログハウスみたいないろいろ品を変え、所を変えみたいなものが出来ています。まるで、キャンプ場というのが、何かリゾートホテルの一環です。
キャンプ場はそこへ人を呼び込み、人を自然地帯に入り込ませ、うろうろさせます。というか、キャンプ場がそこを歩け、中に入って遊べと広告しています。
それが1キロか、数キロごとに作られている有様。残された自然に対し、虫食いのように、キャンプ場が入り込んでいます。
メガソーラー乱立、キャンプ場乱立、これでは、全てが絶滅へ加速して、雀すら絶滅危惧種へ加速しているのもうなづけます。
それで調べていくと、知ったのですが、痕跡を残さないキャンプというのがあるようです。
調べたらいくつか書かれたHPがあるようですが、あまり日本のほうは見当たらず。
日本では研究も調査もあまりされてないようですが、アメリカでは痕跡を残さないという概念が生まれていて、調査や研究がされているようです。
米国地質調査所 内務省/USGS
Leave No Trace this Summer as You Explore the Outodoors
英語版wikiにいろいろ書かれています。
入ってから出ても、跡が残ってない、ダメージになってない、という利用。
確かに、そういうのは、良いと思いました。
私もとある山に、これもまたちょっと機会があってハイキングをする羽目になったので、行ったのですが、(インドア派なので登山もキャンプもやらない、その時だけ)、山なのに、土はカチコチ。木々の間も、落葉などは流れて、根は出て、土がむき出し、カチコチ。妙だなと思ったのです。
そこはハイキングの山だそうですが、多くの人間が歩き固めるとそんなにカチコチになる。多くの人間が入ると、これだけ表層面が流出するのだな、と思いました。
自然を大事にしていく、持続可能な利用をする、とは、まだ我々も考えも、行動も至ってない面はあろうかと思います。
何にしても、言えることでないかと思います。
今回はキャンプ場が発端で気づいたので、キャンプ場と書きましたが、自然の中に入って利用する遊び、アウトドアなどには、必要な面でないかと思いました。
ひいては、自然を売りにするレストラン、リゾート開発なども。
登山も、ヒナの撮影が問題になりましたが、そういうのも・・・
ですので我が国も利用者も含めて、持続可能な利用、方法を、もっと調査、研究して、我々ももっと、いろいろ良い方法を考えて利用者も、いろいろと実践していくべきでないかと思いました。
これにて、盆休みに入ります。
お読みいただきありがとうございました。

