ドラマ「愛の、がっこう。」


昨夜

最終回「卒業試験」が放送され

ストーリーは終わりを迎えました。


登場人物皆が

心の中に様々な葛藤を抱えながらも

深いところではお互いを大切に思っていて


相手との別れを選択する人も

共に生きることを選択する人も


それぞれ自立、自律して

前へ進んでいく姿が描かれ


これまでの苦しみが報われたようで

心から「良かった〜」と思えたし


問題なく器用(に見える)な人たちが

問題だらけで不器用(に見える)な二人から


自分の心に正直に生きることの大切さを

愛を、実は教えてもらっていた。


そんな結末にもなっていて


最後にタイトルが映し出された時


「人生は愛のがっこうだよね」と


言われたような気がして

胸が熱くなりました。


全編を通してすべてが名シーンで


最後まで愛がギュッと詰め込まれた


素晴らしい最終話だと感じました。





私が好きなシーンは


専門学校の入学試験を終えた大雅を

心配した愛実が迎えにいくところです。


Tverのサムネにもなっていました。


試験会場の出入り口で

階段を登る愛実と、階段を下る大雅が


スマホで会話しながらお互いを見つけて

だんだんと距離を縮めます。


ここで例の画面を半分に分割する手法。

半分が愛実、半分が大雅、

ふたりでワンセットな感じが好きです。


笑顔で二人見つめ合い、大雅が


「やることやったって感じかな。先生のおかげ、ありがとう!」


と嬉しそうに言いながら

愛実をヒョイと抱き上げて

嬉しそうにクルクル回る。


まわりの人々もビックリしつつ

なんか幸せそうなふたりを

優しい笑顔で見守っている。


なんて美しいのでしょう✨


ふたりの純粋な笑顔が尊くて泣けてくる。


スポットライトが当たっているような輝き✨

まるで映画のワンシーンみたい!


ん?

そういえばこの感じ…どこかで…


その時私が思い出したのは

映画「愛と青春の旅だち」でした。


主役は若き日のリチャード・ギア様

愛実ママの好きだった人ですねドキドキ


ここで密かに回収?


公開は1980年代だから

もう40年以上前の映画ですが

当時大ヒットしたのですよね。


リチャードギア演じる悩める若者が

様々な試練を乗り越えて

大切な人を愛して生きることを決める


そんな愛と青春の映画でした。


ラストシーンで

士官学校の卒業式を終え

真っ白な海軍の制服に身を包んだ

カッコ良すぎるリチャード・ギアが

職場にいる彼女を迎えに行くのですよね。


彼女を見つけキスをして抱き上げ

工場の他の同僚達が優しく見守る中を


お姫様抱っこしながら見つめ合い

明るい外へと歩いていく…


そんなラストだったと記憶していますが


あの美しいラストシーンにちょっと似ている

そう感じました。




この、抱き上げてクルクル回るシーンでは

階段がとても効果的に使われていました。


このドラマは階段が多様されており


映像が立体的で美しいのはもちろん


人生は上がったり下がったり

まるで階段みたいで

特に不器用な人間はその繰り返しだけど


そのプロセスそのものが

本当は楽しいんだよって

言われてる気がします。


6話でのカヲルの言葉を借りると


「その最悪が楽しいんだよ」


あの海岸でのふたりの会話が

ちゃんと現実になっているのも美しいです。


それにしても


最終回でのラウールさんの演技は

ちょっと神がかっていると感じるほど

素晴らしかったと思いました。


特に

試験不合格となりホスト寮で

愛実と言い合う場面はすごかった。


心から信頼できる人を見つけて

ふたりで生きる未来のために挑戦したけれど

望んだ結果を得ることができず


失意のままに

溜め込んできた思いを吐露する大雅。


それを言葉にして曝け出すことは

心が壊れるのではないかと思うほど

怖くて辛くて苦しいことでしょう。


まるで地獄の底にいるような感覚ですよね。


大切な人ができるとカッコ悪くなる


前にそう言ってたもんね。

だから見ないようにしてきたんだよね。


でも


自分の中の地獄を認識できたのは

愛実がいたからこそであり


自ら言葉にして体験することで


そのまま、ありのままで

最悪を楽しんでいいのだと


そして


自分が生きたい人生には

やっぱり愛実が必要だと

愛実のそばにいたいと


あの後ひとりになって

彼は考えるに至ったのではないかな。


人生の舞台は一度とことん落ちたら

後は上がるしかないです。


特に高低差激しめの舞台を選んでると

一度落ちた人は強いのです。

(経験者は語る)



あのシーンでは


カヲルで生きていた時の違和感が


愛実と出会ったことにより

大雅の意識の表面に上がってきて


でもどうしたらいいのかわからない


嘘の世界から抜けられない恐怖

無力感や絶望感を

ラウールさんが全身で表現していたし


大雅の若さや純粋さ

生きるエネルギーもまっすぐに伝わってきて


最終回いちばん泣いたシーンでした。


ラウールさん本当に素晴らしい✨


これからも演技の機会があるといいな。

ぜひまた彼のお芝居が見たいと切に願う。


「愛の、がっこう」本当に良かったです。


また書きます。


まんまるスフィア赤薔薇でした。

See you目