ゴォーゴォーゴォー
とある一室での事。
台風が近づいているらしく、外では激しい雷雨が鳴り響いている。
「ご主人様!報告があります。」
もう80歳は越えようかと言う小柄な白髪の老人が慌てて入ってきた。
「ファイングレインが任務に失敗しました。」
「・・・・・」
部屋の中は、照明が消され、ご主人様と呼ばれた男の姿はわからない。
ただその男からは、とてつもなく大きな威圧感を感じてしまう。
「第二に刺客はすでに任務についております。次こそは必ずや成し遂げて帰ってくることでしょう」
「レジネッタか フフフ」
「じぃーよ!ファイングレインをこちらに呼んでくれ!」
「かしこまりました」
じぃーと呼ばれた男は扉を閉め、その一室を後にした。
ご主人と呼ばれた男は、椅子に座ってたらしく、立ち上がり窓際に近づき、これから始まる出来事を台風の近づいている雷雨と重ね合わせ、考えているように見える。
その時、ピカッと光が差した。
その男は、一瞬、不適な笑いを浮かべてるように見えた。
そしてしばらくして、ゴロゴロゴロー
と部屋中に雷の音が響き渡った。