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マジカルの精神力!400m延長も克服できる…朝日杯FS(スポーツ報知より)

8月の函館2歳Sを勝ち、今年の2歳世代で最初の重賞ウイナーとなったマジカルポケット。4か月の休養で、心身ともパワーアップしてターフに戻って来る。管理する領家政蔵調教師(66)=栗東=は、若駒らしからぬ精神力の強さを高く評価。08年セイウンワンダーに続く朝日杯FS制覇を目指す。

 ―デビュー2連勝で函館2歳Sを制覇。レースを振り返って下さい。

 「初戦は、もまれるのが嫌で行く形になったけど強い勝ち方だった。2走目は短期放牧明け。帰厩直前に発熱があって、1週前は肩に(一過性の)違和感があった。それでも勝つんだから精神力がしっかりしている。それに2回目は、上手な競馬をしてくれた。体調は完ぺきじゃなかったけど、大したもの」

 ―その後は休養。今回は4か月ぶりのレースになります。

 「成長を促すために間隔をあけようと思っていた。馬は良くなって、完成されつつある。発熱があって、京王杯2歳Sからの始動を切り替えたけど、ここを目標にしてからは順調。馬のために1400メートル、1600メートルと距離を延ばそうと思ったんだけどね。距離はマイルでも大丈夫だと思う。中間はハードにやってきているし、彼の精神力に期待したい」

 ―最初に見た時の印象はいかがでしたか。

 「うちにいたコウユーキズナ(04年生まれ、牝、父ティンバーカントリー、34戦5勝)の下で、生まれた時からいい体をしていた。前のひざが立っていてどうかと思ったけど、セリに出てきて、走りそうだなと思ってオーナーに買ってもらった。この姉弟はスピードがあるし、性格が素直な方が走る。これまで預かってきたのは牝馬で、牡馬は初めて。性格もいいし、期待以上に走っている」

 ―今夏は、札幌2歳Sもオールアズワンで優勝。北海道の2歳重賞を別の馬で連勝したのは、史上初めてでした。

 「以前に同じ馬でやった人はいるみたいだけどね。オールアズワンは、未勝利戦を勝てば、札幌2歳Sを使いたいと思っていた。それで、うちの他の馬は引き揚げたけど、1頭だけ札幌に残していた。除外が心配だったけどね。レースは、すっと上がっていって強い内容だった」

 ―クラシックは、95年の桜花賞(ワンダーパヒューム)を勝っていますが、来年は牡馬戦線で期待できそうですね。

 「牡馬は3着が多いのかな。ダンシングカラー(01年ダービー)も3着だった。来年が最後のチャンス(14年2月末で定年予定)かもしれんからな。なかなか出るだけでも大変。オールアズワンは2勝しているし、しっかりとローテーションを決めて使いたい。マジカルポケットは、短いところ。今回、格好をつけてくれれば。NHKマイルC? そうだね」

 ―北海道に頻繁に足を運ばれていますね。

 「けっこう行くよ。3月から6月までは、月に2回くらい。北海道シリーズが始まったら、ここ3、4年は函館にいる。そんなに高い馬は買わんけど、スミからスミまで回るよ。浦河から様似まで、自分で運転してあちこちを見て回っている。道も全部知っているよ(笑い)」

 ―今年も、探してきた馬が結果を出してます。

 「ヒットジャポットがオープンに上がったな。あの馬もセリで買ってきたんだよ。ユキノハボタンもオープンになった。シルクメビウスは坂東牧場さんに聞いて、見に行っていいなと思った。あれだけ走ってくれているからね。やっぱり、成績を上げることが馬にとって幸せ。馬主さんもスタッフにとってもそう。調教をしっかりして、相手関係をしっかり見てレースを選ばないと。どこでも使えばいいというわけではない。勝つことは難しいけど、自分の馬の力を把握してレースに出せば結果は出る。馬も1つ勝てば自信がつくんだ。自信をつけされていく。人間の育て方と同じだね」

 ―最後に意気込みをお願いします。

 「1200メートルから一気に1600メートルになるのは不安だけど、順応性があるからね。2回ほどハードに調教をやって体調はいい。きっちりと仕上げて臨みたい」