日和は、彼氏と僕と、「役割」が違うと言いました。
日々一刻と価値観の変わる日和なので、今もそうかはわかりませんが。
彼氏→いっしょに楽しいことができる人、向上心をもてる人。
僕→いつもいっしょに笑うことができる人、素の自分でいられる人。
本当は、どちらも同じ人でいられるなら、迷いもないのでしょうが、
日和が「選べない」理由の一つなのかもしれません。
そういう意味では、そういう二人と出会ってしまった日和も、かわいそうです。
離婚をした僕は、「隣の席は空けておくね。」という想いを日和に伝えました。
その分、もう、今の僕には、日和と会う「口実」がなくなりました。
「待つ」という選択をした以上、あまり横恋慕のようなみっともないことは、したくない。
…と、思っていたのに。
「9/23(土)、空いてるよ。会う?」
日和は、あっさりそう言うのです。
「…うん。」
僕も、まあ、弱い。
そう言われて断れるような強さがあれば、たぶんこんなふうになっていない。
そういうわけで、日和と9/23(土)に会います。
そこで、僕は悩んでいます。
僕にとっては、その日は、特別な日になります。
いくらお金を使ってもいいから(それほど残っているわけでもありませんが)、
その日一日に、気合の入ったデートを用意してあげたいという気持ちは強いです。
ただ、
…それって、僕の役割か?
という、自問がおさまりません。
日和のラインのアイコンや、トップ画像は、彼氏とのデートの写真です。
それと似たようなことをしたとして、
僕は、彼氏の上書きをできるようには思えないのです。
日和が僕に、「日常」を求めているのだとしたら、
のんびり一日、どちらかの家で、ご飯でも作りながらお話をするってことも、
選択肢の一つとしてあるのではないでしょうか。
①デートをがんばる。
②成り行きに任せる。
今の自分にとって、何が正しい選択になるのか、よくわかりません。
きっと、あと1週間くらいは、悩み続けているのではないかと思います。