リアホイール&タイヤ交換などでリアホイール周りをイジっている時、ブレーキバンジョーアダプターがスッポ抜けてしまった。
私のDトラにはリアハンドブレーキが付いているのだが、抜けたのはそのライン。
純正ブレーキラインではない。
ハンドブレーキの性質上約2mという長さがあるので、店舗ではほぼ注文品となる為、ネットで見つけた中華製でした。
懲りない安物買いの性格を反省。
重要な部品に中華製はNGですね。
さて、今回のブレーキホースはちゃんと注文して作ってもらった国産品のちゃんとしたものです
2mあると取り回し中、上がったり、下がったり、エアが留まるポイントが多いのでエア抜きには苦労させられます。
経験上、ラインの下側にあるキャリパー側では抜くのは難しいと思います。
色々試行錯誤した結果、この方法だと早く抜けるのでそのやり方です。
写真のように注射器を接続してキャリパー側からブレーキ液を注入するんです。
エアは上にあがりますから、マスター側からエアは抜けて行きます。
ある程度エアが抜けたら、ハンドルを動かしてマスターの位置を上下しながら細かくカチカチと動かしてマスターのエアをさらに抜きます。
なんだそんなことかよと思われると思いますが、ココからがコツなんです。
そしてキャリパー側、注射器で入れたり、抜いたりを数回繰り返すんです。
ホース内の汚れも上がって来ますよ。
キャリパー側ホースは透明なホースがおすすめです。抜けてくるエアがよく見えますから。
そしてもう一つ重要なコツがあります。
それは〜
写真のように、ブリーダープラグの元にグリスで蓋をする事なんです。
エア抜き中
連続的に上がってくるエアは緩めたブリーダープラグの隙間から入ってくるエアなんです。
グリスでエアを混入を防ぐんです。
もちろんホースバンドでしっかりとホースを止めてください。
グリスを塗るとあら不思議、あれだけ抜けていた混入エアが上がらなくなります。
クルマでもバイクでも試しましたが効果抜群です。
この注射器&グリスで2mのハンドブレーキエア抜きも15分程で終わります。
ブレーキオイルも少量で済みますよ。
私もこの方法にするまで何百ccも使っていました。
ちなみに私は高真空シールオイルコンパウンド、HIVAC-Gを使用しましたが、硬めのグリスなら大丈夫と思います。
エアが抜けなくて困ってる方はお試しあれ。
うまく行ったらイイね待ってます。