5年前の今日、私は初めて自分ががんかもしれないと、病院でいわれました。

大腸カメラには、直腸と結腸にポリープが写っていた。結腸は40mmのポリープだった。

それから5年後、私は生きています。
それも、こんな2019年になると思ってなかったって思うほど、しあわせも感じています。

私、生きている。

昨日、ひとりでうちにいたとき、涙があふれてきました。


桜が咲き始めました

そんな話を、同じくがんサバイバーの友だちにしてた。

「私はいつ死ぬかわからないから、明日できないかもしれない。」

そんな恐怖がずっとある5年でもあった。

ニューヨークに行ったのも、もう行くチャンスがないかもというところからの選択でもあった。

とにもかくにも5年生きた。

いまは、病院でも正常と言われている。

病院のベッドで書いた妄想日記、半分は実現している。がんの疑いを持ったまま行ったアメリカでの国際会議、5年後の今年も行ける予定なのだ。

こんなしあわせな5年後になると思ってませんでした。しあわせです。

ポロポロ涙が出ました。

友だちは「今度は生きるために、豊かになるために選択できるね」と言ってくれました。

恐怖からではなく、喜びや期待から選択する。
いいなと思います。

楽しみます。

ステージ3aの私でも、こんなことを感じています。

がん治療は手術しか経験してません。
抗がん剤は怖くてできなくて、鍼灸とヨガで治療してきました。

何がよいかはわからない。
ひとつ言えるとしたら、自分の意志で納得する治療法を選択するといいと思うの。そして、正直に自分の状況を話せる人を作ったらいいと思います。
みんなに言えることではないから。

こうやって、全部文章にするのもよいかもしれないね。

自分で選択していくことは、とても大切なことと思うのです。


ムスカリも咲いているよ