生きていたらしあわせな日も来る大腸ガン(上行結腸がん)ステージ3a。5年前にそう言われました。それから2019年までとりあえず生きる。そういう目標を立てて、治療をしてきたの。そして、2019年になった。入院中は時間があるだろうから、妄想日記を書くといいよと勧められて、それからいろんなことをノートに書いてきた。そうして、その中のことがいくつか現実になっているの。それがとてもうれしくて、しあわせだと思う。会いたかった人と一緒に見た桜。美しかったな。絶対に忘れない、大切な思い出。がんになっても、自分の生き方はコントロールできる。絶望も不安もいっぱいあるけれどね。どんな言葉を使うか、どんな人たちと出会うか、どんなものを読むか、どんな医師や治療家にお願いするか、自分を大切に生きたら、しあわせを感じられるときがたくさんあると思うのです。そのひとつひとつを大事にしていたら、たくさんしあわせに生きられると思うのです。