Special Isolation -99ページ目

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悲愴アダージョ

言われるまでもない。


身勝手だった。


おまえが俺に嫌気がさした。


ごく自然なことだった。


それを俺は"決別"をもって解消した。




今はただ、おまえのいた場所が


今もまだ不自然に存在する。


おまえを失った痛みが


今もまだ虫歯のようにジリジリと


しでかした事の大きさを知らしめるように


俺を苦しめる。






緒久芭とは一緒に暮らしていた。


狭い部屋で汚らしい部屋だったけど、


おまえは自らひょこっといつのまにか


俺といることを望んだ。


一緒に風呂に入って体を洗ったりもした。


時におまえは子供のように地団太を踏んで


俺を困らせ喧嘩して、


奥歯が痛むほどの仕打ちもあった。





どうも思いやりが足りない俺は、


緒久芭だけでなくおまえの周りをも


傷つけ苦しめ、


気づいたときには、


俺も緒久芭も協調性を失い、


はたから見ればみっともない関係だった。





おまえが俺をフるように


俺はクスリに手をだし、


キチガイを装った。










おまえは去っていった。







俺はそれでもクスリ漬けだった。


今度は緒久芭を失った現実を


紛らわすためのクスリだった。


クスリがなくては痛い。


心身ともに疲弊していた。


今思えば、はじめのクスリだって


二人の関係が崩壊したことで


寂しさ悲しさで心が弱ってたから


クスリに手をだしたのかもしれない。





おまえと共棲する選択肢は本当になかったのだろうか?


今はただおまえが残したモノを手に取り


思い出に浸ることしかできない。




決して空いた穴が埋まることはない。


おまえの存在に感謝するし、


おまえが去ったことにも敬意を表するため。




あぁ、緒久芭。


あぁ、緒久芭。


あぁ、オクバ。







オクバのことを想って頭から読み直せば、全てが翻訳できます。